23歳 女性 看護師 京都府宇治市
主訴 逆流性食道炎
概要|ストレスによる膨満感・胸やけ・呑酸、背中の痛みを自覚
昨年に職場において人間関係のトラブルが発生し、大きなストレスを感じるようになる。
その頃から、膨満感、胸焼け、呑酸、背中の痛みなどを自覚し、心配に思ったため、まず病院に受診する。
しかし、そこで処方された薬を飲んでも改善しないため、『では整体で改善する所はないか?』とネットで検索したところ、当院を発見し、今回来院に至る。
検査|横隔膜の硬さによる機能低下を認める
横隔膜の硬さによる機能低下を認める。
肝臓、膵臓などの内臓疲労を認める。
食後、寝起きに胸焼けや呑酸あり。
背部痛や胃の圧痛所見あり。
施術
初回
検査より、問題は横隔膜の硬さによる機能低下あるものと考える。
横隔膜の機能低下改善の目的で、横隔膜を含む内臓の調整を行う。
施術後、特に変化はなし。
また、日常生活の指導として「食事中30回以上噛む。食後3時間空けて寝ること。」を伝える。
初回はここで終了。
2回目(初回より4日後)
背中の痛みは減少している。
胃の圧痛や横隔膜の硬さは残存している。
前回と同様横隔膜の調整を行う。
さらに、肝臓、膵臓調整の目的で鍼施術を施行する。
3回目(初回より8日後)
前回と同様、横隔膜の調整と鍼を行う。
また、呼吸が浅いことから、胸郭の調整を行った後、深呼吸の練習を行う。
4〜6回目(初回より11〜日後)
4〜6回目は前回と同様の調整を行う
7回目(初回より35日後)
毎日漢方薬を服用していたが、現在は服用しないまで回復。
また最近は食欲も増え、食べても以前のような胸焼けや呑酸がないと喜んでいる。
引き続き、前回と同様の内容で施術を行う
8回目(初回より45日後)
寝起きの胸焼けや呑酸も感じないまでに大幅に改善。
施術までの検査で横隔膜の硬さもすっかり改善しており、このまま行けば一ヶ月以内には卒業認定を出せるでしょう。
解説|逆流性食道炎と横隔膜の関係性
逆流性食道炎と横隔膜の関係性
これを読んでいる皆さんは横隔膜ってご存知ですか?
横隔膜とは肋骨の内側に付着する筋肉で、呼吸運動と深い関わりがあります。
この横隔膜が膨らんだり、しぼんだりすることで肺が動き、呼吸がスムーズに行うことが出来るのです。
ではなぜ横隔膜が逆流性食道炎と関係しているのでしょうか?
実は横隔膜は胃や食道にも深い関わりがあるからです。
この横隔膜には、食道や血管が通るための穴が開いています。このうち、食道が通っている穴を食道裂孔といいます。
ちなみに胃の一部がこの食道裂孔から上に出てしまっている状態を食道裂孔ヘルニアといいます。
横隔膜が正常に働いている場合は、食道裂孔で食道が締め付けられ、胃酸の逆流を防いでくれます。
しかし、今回のように横隔膜が硬くなってしまい、上手く機能しなくなると、食道を締め付けることが出来ないので、胃酸が逆流してしまいます。
これが横隔膜と逆流性食道炎との関係性です。(下の図参考)
正常な横隔膜異常な横隔膜
ですから、今回は横隔膜の調整やトレーニングをすることにより、横隔膜が正常に働けるようになったため、逆流性食道炎が改善したわけです。
まとめ
逆流性食道炎になる要因としては、食生活の乱れや過食などあります。
ですから、しっかりとした食生活を中心とした日常生活を見直すことが大事になります。
具体的には他のケースでも解説しましたが、
- 咀嚼は最低でも30回はしっかりと噛み、ゆっくり食べる。
- 食後は、横にならず背筋を伸ばして座ること。
- 帰りが遅く食事から就寝時間が短いという人は夜ご飯を食べない。もしくは、汁物程度にして胃や食道を休める。
- 外食・間食を控える。
- 就寝時は胃酸の逆流を防止する目的で、座布団などを背中に入れ上体を起こして寝る。
このようなことを励行するといいでしょう。
もし、上記に記載していることを1ヶ月続けても改善が見られない場合は、お近くの専門家、もしくは当院までにご相談してみてくださいね。
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非びらん性逆流性食道炎になり、病院での薬治療を行っていましたが、全く良くならず精神的にも辛さがピークになりホームページを拝見して伺いました。最初は本当に改善するのかという不安と金銭的にも続けられるのかという不安がありました。しかし、2回目から施術後、のどの詰まりの不快感がやわらぎました。現在はのどの詰まりや胃もたれの圧迫感など全くなくなり快適な日常を送れています。半信半疑ながらも「もしかしたら」という思いでこちらに伺って本当に良かったと思っています!
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
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数年前より逆流性食道炎を何度も繰り返していました。薬を飲んでも効きにくい時がありました。正直、通い始めて、初回は、「えっ!これだけ!」と思いましたが、3回目ぐらいから胃のあたりが楽になり、食欲もでてきました。今ではほとんど逆流性食道炎を感じません。また、不思議なことに薬を飲んでもなかなか効かなかった花粉症が、今年はうそみたいに楽になりました。スタッフの皆さん親切でやさしいので、気楽に試してほしいです!
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
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寝起きでの苦味とのどのヒリヒリ感に悩んでいました。このまま症状が悪化することへの不安が強く、コバヤシ接骨院の施術を受けることにしました。施術3〜4回目あたりから「一進一退」ではあるも、改善の方向にあると実感しています。整体、接骨院と聞くと腰痛等の施術が一般的ですが、逆流性食道炎等内臓系の施術にも、こうしたアプローチがあると知って施術にあたることは大切なことだと思います。
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
この記事を書いた人
【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。