35歳 男性 立ち仕事 滋賀県甲賀市
主訴 膝痛
概要|右膝に違和感、ピキッとなった瞬間激痛に襲われる
2〜3ヶ月前から、右膝に違和感を感じ始め、しゃがむ時に痛みが少し出るようになる。
日常生活、仕事に大きな支障が出ていなかったため、放置していたが、昨日、夕方頃、歩行中に急に「ピキッ」とした音が鳴った途端、激痛に襲われ、しゃがむことができなくなった。
明日、正座で仕事をしなければならないので、「出来るだけ痛みを取ってほしい。なんとかしてほしい。」とすがる思いで今回、来院に至る。
検査|疼痛部位は右膝内側
疼痛部位は右膝内側。
屈伸時や荷重時に疼痛を有する。
右股関節の歪みを認める。
施術
初回
検査より、原因は右股関節の歪みにあるものと考える。
右股関節の歪みを整える目的で、右股関節の調整を行う。
施術後、屈伸時の痛みが消失。
初回はここで終了。
2回目(初回より4日後)
時々、荷重時の痛みが少しある程度で日常では、ほぼ痛みを感じないまで回復。
まだ少し右股関節に歪みがあるため、前回と同様右股関節の調整を行う。
さらに、全身の血液を循環させる目的で肝臓のツボに鍼施術を施行する。
3回目(初回より13日後)
痛みはほぼなく、仕事も順調にできているとのこと。
前回と同様、右股関節の調整と鍼を行う。
また、足首の筋肉(腓骨筋)に緊張が強く見られたため調整する。
4回目(初回より20日後)
現在は長時間の正座や走ることもできると喜んでいる。
前回と同様の内容を調整する。
5回目(初回より30日後)
治療間隔を空けても増悪はなく、痛みもほぼ見られない。
ここからは2週間に一回定期的に確認し、再発がない状態へ導く施術を行う。
解説|膝に痛みがあるからと膝だけ施術するのはNG
SOS!膝に痛みがあるからと言って、膝だけ施術するのは辞めましょう!
他の症例でも取り上げていますが、膝の痛みのほとんどの原因が膝自体にありません。
私の経験上、股関節に原因があることが多いです。
では、なぜ股関節の歪みが膝痛にの原因になるのか?
股関節は体の中心に位置する重要な関節で、全身のバランスを担っているからです。
股関節が歪むとまず骨盤に影響が出始め、そして全身の歪みにつながります。
全身の中でも、特に影響を受けやすいのが『膝』です。
骨盤から膝には前面に大腿四頭筋、後面にはハムストリングス、側面には大殿筋という大きな筋肉が付着しており、骨盤が歪むことにより、これらの筋肉に余計な緊張や負担が加わり、それが膝に影響します。
今回股関節の調整をすることにより、骨盤が整い、膝に対する負担やアンバランス感が解消でき、膝の動きや痛みが改善したわけです。
また、補足ですが、立った状態で膝を曲げると痛く、寝ている状態で膝を曲げると痛くない場合は股関節が原因になることが多いです。
まとめ
膝が痛いからといって膝だけ施術をしても良くならないケースがほとんどです。
今回のように例え、膝に激痛があったとしても、原因が分かれば正しいアプローチによって早期に改善することができます。
もしこれを読んでいるあなたが『膝の痛みに対して湿布や注射でごまかしている。』『病院で膝には異常なしと言われた。』『膝の痛みがどこへ行っても改善しない。』というのなら、あなたの膝の痛みは股関節にあるかもしれません。
今まで治らなかった膝の痛みでお悩みの方へ
この記事を書いた人
【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。