チェックすべき三つの症状こんなことあります?
- 肩こり頭痛がひどくなると出る、吐き気
- 自分で痛い部分がわからない
- 首コリマッサージで延長しても、なんだかすっきり取れない首の痛みやコリ
その原因は胸鎖乳突筋という筋肉にあり、この筋肉を調整することが、これらの改善の近道です。
※今回の記事の最後に【吐き気を伴う肩こり】対処法を、文章・動画で紹介しています。
頭痛・肩コリ持ちのAさん(32歳・女性・仕事はデスクワーク)のある日の1日
起床時の一場面
『ああ、眠た。この時期起きるんはしんどいな。ああ、最近肩こりきついな。首も痛いし。寝起きがこれやとしんどいわ。これ、キツなってきたら、頭イタに発展するパターンやな。痛み止めもっていかなあかんな。』
数時間後
『ああ、案の定頭いたなってきた。いっつもこのパターンや。今日は仕事早退しよかな・・・。ちょっと痛み止めのも。』
さらに数時間後
『あかん。痛み止め効かんわ。吐き気もしてきた。食欲なくて昼飯も食われへんかったし。もう少しで定時やし、今日は残業せんとはよ帰ろ。帰りマッサージで首肩揉んでもらったらマシなるかな。今から予約せな。』
仕事の帰り、マッサージを受けた後
『なんやろ。首とか肩とかしっかり揉んでもらったはずやのになんかスッキリせーへん。たまーにあんのよねコレ。どこがしんどいんか自分でもわからへん。今日はお風呂しっかり使ってはよ寝よ。』
帰りの電車
『あー気持ち悪い。電車の揺れで酔いそうやわ。はよ家帰りたい。』
帰宅後
『風呂入ろかおもたけど、やっぱりしんどいし、まず寝よ。ごはんは食欲無いしいらんわ。寝て起きたらちょっと楽かな。』
仮眠後起床
『ちょっとマシになったけど、まだしんどい・・・。しっかり風呂に浸かって身体ほぐそ。今日持って帰ってきた仕事あるけど、もう止めとこ。』
入浴後
『あー、汗かくまでしっかり入ったら何か楽やわ!マサージに行っても取れへんかったのになんでやろ?ちょっとだけ仕事がんばろかな。』
・・・はい。
これをご覧のあなたはこんなシチュエーションに『ああ、わかるわかる!』と相槌を打ったりしていませんか?
このAさんというのは私が作り出した全くのオリジナルでこの世には存在しません。
これは私の過去の頭痛・肩こり体験から思いついた、肩コリ→頭痛→吐き気の流れがおこる一連の流れです。
いうなれば、私の体験談です。
ところで、吐き気を伴う頭痛と肩コリ・・・マッサージをしてもなんだかすっきりしない首の痛み・・・その原因っは一体何か?
今日はその原因と対策を具体的にご紹介していきます。
その前にこれだけは知っておいて。吐き気を伴う危険な症状
吐き気を伴う頭痛には、単純な肩コリから命に関わる危ないものまで多岐にわたり存在します。中でも知っておいて欲しいのが以下の症状です。
脳卒中
くも膜下出血
など脳自体や周囲の組織に異常がおこり出現する危険な症状です。
これらの症状でも強い吐き気・嘔吐をが見られます。
しかしながら、この場合随伴する症状が
- 手足の痙攣
- 言語障害
- 今まで感じたことの無い痛み(代表的な表現はバットで後頭部を殴られたような痛み)
- 意識障害(朦朧とする・失神するなど)
など明らかな異常な一面をていします。
このようなケースで吐き気が見られた場合はすぐに病院を受診してください。
吐き気を催す原因、胸鎖乳突筋
吐き気が伴うと食欲が失せたり、気分も悪くなります。
これらを引き起こしているのは『総頸動脈』の循環不良です。
その動脈の循環不良を引き起こしている筋肉が『胸鎖乳突筋』です。
これは、前首と言われる部分(写真で見た方が早いです。)
この部分に存在します。
この筋肉は猫背で顎を突き出すような姿勢をしている人は特徴的に硬くなります。
デスクワーク、やPC作業が多い方はこのような姿勢になりやすいので要注意ですね。
肩こりが悪化して吐き気を出さない4つの方法
胸鎖乳突筋を柔らかくする必要があります。そのためには・・・
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顎を突き出すような姿勢をしない。
顎を突き出すとこの筋肉は構造上硬くなります。
座っている姿勢でこのようになる方は多数おられますが、最近ではその習慣が身についてか立った姿勢でもこのような姿勢をていしている方がおられます。
ですから、普段から座る姿勢・立ち姿勢では顎を軽く引き、背筋を伸ばした正しい姿勢を保つことが大事です。
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シャワーだけでなく入浴をしっかり行うこと
仕事が残業続きで帰りが遅い方ほど、入浴ではなくシャワーでお風呂を済ます方が多いです。
少しでも早く寝たい、面倒臭いという思いがそうさせるのでしょう。
お風呂をさっさと済ませ、睡眠時間を確保したいという気持ちもわかります。
しかしながら、身体の疲労を抜いたり筋肉の硬さを改善するにはじっくりと入浴をすることが大事です。
まずは10分程度で構いません
身体を温めることが同時に、胸鎖乳突筋の硬さを改善してくれる効果を持ちます。
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ネックウオーマーやマフラーを着用する
寒い時期なんかは首の筋肉が外気にさらされ硬くなりがちです。
首の胸鎖乳突筋を冷やさず、循環をよくし、吐き気を出さないためにこれらの取り組みは有効です。
また、寒い時期にのみマフラーやネックウオーマーが使われがちですが、頭痛持ちや首コリ持ちの方は夏場は冷房対策にもこれらの着用をした方が個人的にはいいと思います。
胸鎖乳突筋自体をマッサージで柔らかくする
胸鎖乳突筋自体を自分でほぐすのも有効です。
ほぐれてくると、気分や頭も軽くなってきます。
具体的な方法は動画で解説しています。
※画像をクリックすると、動画が始まります(音声が出ますのでご注意ください)。
なにはともあれ、まずは予防すること。
上記に紹介した対処法はどちらかというと普段からの取り組みになります。
どんな病状でもそうですが、なってしまってから焦るより、なる前からの取り組みをしておくことが圧倒的に有効です。
普段からの取り組みを怠らず、頭痛から来る吐き気が出ない状態を作っていきましょう。
吐き気を伴う肩こりでお困りの方へ
肩こり整体専門ページ