五十肩を発症すると肩周りの筋肉が硬くなり、腕が上がりにくくなります。
日常生活にも支障が出て来る為、日頃からのケアがとても大切です。
そこで今回は、自分で出来る五十肩対策として現役鍼灸師が三つのツボを伝授します!
【あなただけのツボの探し方】
今からお伝えするツボの位置は、大まかな場所です。
同じツボでも、人により場所は微妙に異なる為、分かりにくければツボの周辺を押してみましょう。
痛気持ちいい場所や硬い場所が見つかれば、そこがあなたのツボの位置になります。
【ツボの押し方】
力任せにぐりぐりと押すのはおススメしません。
自分で押して心地良い圧で押しましょう。
症状により、触れるだけでも痛い場合もあります。
その時はツボの周りをさするだけでも効果はあります。
【五十肩に有効なツボ】
天宗(テンソウ)
肩甲骨の真ん中にあります。肩甲骨を円と想定し、その中央にある少し窪んだ場所です。
押さえ方
背中に位置する為、可能であれば誰かに押して貰うのが一番ですが、自分で押す時はテニスボールがおススメです。
①仰向けになり、肩甲骨の真ん中辺りに位置するようにテニスボールを置く。
②テニスボールを押し付けるように寝転び、少し体を揺らしながら周辺の筋肉を緩める。
③3分経ったらテニスボールから降りるように体を横にずらす。
※長くても10分以上はやらないで下さい。
肩髃 (ケングウ)
肩と腕の境目にあり、肩の前にあるツボです。
腕を真横に上げた時に出来る窪みです。
押さえ方
腕を真横に上げて出来た窪みを、痛む方と反対の中指で押します。
息を吐きながらゆっくり押していき、ゆっくり離します。これを5回程行って下さい。
中府(チュウフ)
場所
鎖骨の下で、外端にあります。
鎖骨を端まで辿っていき、そこから指一本分下に下がった所です。
押さえ方
痛い方と反対の人差し指、中指、薬指の3本で押します。
中指がツボに当たるように触り、ゆっくり押しながら円を描くようにクルクルと回します。
回数は内回しと外回しの各10回程度行いましょう。
【まとめ】
本日ご紹介したツボは、どれも五十肩の痛みに即効性のあるツボです。是非一度お試し下さい。
しかし、五十肩と自分で判断するのはとても危険です。
五十肩と思って放置していたら、手術をしないといけなくなるケースも多々あります。
ですので、必ず一度は適切な診断と治療を受けましょう。
適切な処置を受けながら、少しでも早く改善するように、今回ご紹介したツボを押して下さい。