61歳 男性 立ち仕事 京都府亀岡市
主訴 耳鳴り
概要|キーン、ピーなどの高い音の耳鳴りを感じる
3年ほど前からキーン、ピーなどの高い音の耳鳴りを感じるようになる。
病院にて聴力検査を行うが異常なしと言われ、薬のみ処方されたが変化なし。
また医師からは「加齢に伴う耳鳴りだからしょうがない。」と言われている。
そこから耳鳴りは鳴ったまま月日は3年経つ。
さらに最近では音が大きく感じるようになったため当院の整体を希望された。
検査|頭蓋骨の歪み(左側頭骨)を認める
頭蓋骨の歪み(左側頭骨)を認める。
胸椎の後弯が強く、頸部筋の過緊張あり。
リンパ、脳脊髄液の循環不良を認める。
施術
初回
検査より、問題は頭蓋骨の歪みにあるものと考える。
頭蓋骨の歪みを取る目的で、頭蓋骨の調整を行う。
施術後、特に変化なし。
初回はここで終了。
2回目(初回より2日後)
特に変化は実感していない。
頭蓋骨のゆがみは残存している。
前回と同様頭蓋骨の調整を行う。
さらに、日常のセルフケアとして頭皮マッサージをお伝えする。
3回目(初回より4日後)
変化なし。
前回と同様、頭蓋骨の調整を行う。
また、今回から自律神経神経を調整する目的で鍼施術を行う。
4回目(初回より9日後)
側頭骨の歪みが徐々に緩和しているが耳鳴りは残っている。
前回と同様の内容で調整を行う。
5回目(初回より17日後)
引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。
さらに胸椎の調整を行う。
6回目(初回より23日後)
少しずつ耳鳴りの音が小さくなっているとのこと。
引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。
7回〜11回目(初回より30日後)
最近耳鳴りの音が気にならないと喜んでいる。
頭蓋骨の歪みも正常に戻っているので今回で卒業とする。
解説|なぜ頭蓋骨の歪みが耳なりの原因になるのか?
「なぜ、頭蓋骨の歪みが、耳なりの原因になるのか?」
それは頭蓋骨の歪みが脳の機能と深く関係しているからです。
では、今から頭蓋骨の歪みと耳鳴りとの関係性について説明していきます。
そもそもこれを読んでいる方は「え?頭蓋骨って歪むの?」と思ったのではないでしょうか?
実は頭蓋骨は一つの骨ではなく23個の骨がパズルのように組み合わさってできており、骨同士の間には関節(縫合)があります。
しかし、この骨は日常の『ものを噛む』『姿勢が乱れる』『過度のストレス』などでずれてしまうことがあります。
このようなズレがあると、脳内の神経ネットワークが正常に働かなくなり、その結果神経伝達の誤作動が起き、耳鳴りが生じていました。
まとめ
頭蓋骨の歪みはレントゲンでは写らないので見逃されるケースがほとんどです。
ちなみの頭蓋骨の歪みは耳鳴りだけではなく様々な症状を引き起こす可能性があります。
例えば、めまい・頭痛・頭重感・のぼせ・ホルモンバランス異常・不眠など様々です。
もしこれを読んでいるあなたが『耳鳴りはあるのに検査しても異常がなかった』『耳鳴りではなく上記の症状で困っている』というなら、その症状の原因は頭蓋骨のゆがみかもしれません。
病院で原因不明と言われた耳鳴りでお悩みの方へ
この記事を書いた人
【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。