カテゴリー別アーカイブ: 腰痛

マッサージしても取れない腰痛…その原因は直前に起きた首の負傷でした。

36歳 女性 講師 伏見区

 

主訴 腰痛

腰痛 

概要|ボディーボードで転落後、腰が痛む

4ヶ月前、海でボディーボードをやっていて波に飲まれてひっくり返った。
その時に顔から打ち身体が反り返った。
それ以後、腰が痛む様になる。

立ち歩きしているときや、靴下を履く動きで痛み。
後ろに反ると腰が痛いので、ダンスができない。

週に3、4回のマッサージを受けるが改善いないままの状態が続き、会社の同僚から当院のことを教えてもらい来院された。

 

検査|限局性圧痛が第二腰椎の棘突起上にあり

限局性圧痛が第二腰椎の棘突起上にある。

体幹前後屈時に該当部に痛み、最大可動域の減少。

頚部伸展、肩の外転、腰部回旋それぞれの最大可動域の減少。

右股関節の引っ掛かり。

全身検査により、下部頚椎背側に筋膜のねじれを確認。

 

施術

初回

検査より、問題は頚椎にあるものと考える。

頚椎を調整する目的で、背骨全体の調整を行う。
施術後、頚部伸展と腰部回旋の最大可動域が増大し改善。

初回はここで終了。

2回目(初回より9日後)

初回翌日から首の痛みが発生。

腰痛に変化なし。

頚椎の固着は残存している。

頚椎を調整するため、前回と同様背骨の調整を行う。

さらに、内臓調整の目的で鍼施術を施行する。

3回目(初回より12日後)

前回と同様、背骨の調整と鍼を行う。

立位で頭部が左に寄っている。
また、斜角筋に緊張が強く見られたため調整する。

4回目(初回より16日後)

腰痛が減り、楽になったと喜んでいる。

痛みの強さは10→7。

前回と同様の内容に加え、左肩甲骨を調整。

首の緊張に対し、食べ方や食事内容の指導をする。

7回目(初回より33日後)

痛み消失。

肩こり感があり、斜角筋の緊張が残る。

引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。

ここからは2週間に一回定期的に確認し、再発がない状態へ導く。

13回目(初回より97日後)

治療間隔をあけても増悪はなく、腰の痛みは見られない。
本人も満足しており、良好な結果が得られたため、今回で施術終了とする。

 

解説|なぜ首を触って腰の痛みが良くなるのか?

なぜ首を触って腰の痛みが良くなるのか?

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それは頚椎と腰椎が連動して動いているからです。

この関係を専門用語でロベットブラザーの法則と言います。

これは以前の記事にも書いたことですが、
わかりやすく表現するなら、身体の中の『兄弟関係』ですね。

以下が頚椎と腰痛の関係図です。

ロベットブラザー:各脊椎の対応

頚椎1番  ー 腰椎5番

頚椎2番 ー 腰椎4番

頚椎3番 ー 腰椎3番

頚椎4番 ー 腰椎2番

頚椎5番 ー 腰椎1番

例えば、頚椎の1番にねじれがあると腰椎の5番にも同じ方向にねじれが生じたり影響を受けたりするというものです。

要するに、首が捻じれて固まってしまえば、腰も同様に捻じれて固まってしまうということです。

 今回の患者さんはまさしくこれと同じことが起こっていました。

 

まとめ

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早期改善に一番重要なことは根本原因を見つけることです。

ですから、当院は検査を非常に重要としています。

問診で聞いたこと、痛む動作、各関節の可動域はもちろんのこと、内臓疲労の度合い、自律神経の状態など検査し根本原因を見つけていきます。

 

ちなみに今回の患者さんは腰が痛みだす直前に首を痛めていたことを聞いていたので、すぐに原因を見つけることができました。

もしあなたが「マッサージしても改善しない。」「施術後は良くなるけどすぐ戻る。」というのなら、あなたが悩んでいる症状の根本原因は意外なところにあるかもしれません。

マッサージしても改善しない腰痛でお悩みの方へ 

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慢性腰痛専門整体ページ

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

筋膜が原因の腰部椎間板ヘルニアの痛み

43歳 男性 デスクワーク 京都市上京区 

主訴 椎間板ヘルニア

腰痛

概要|腰痛を感じ坐骨神経痛と診断される

10年前に座り仕事をしていて腰痛を感じ、病院で検査を受ける。
レントゲンやMRIに異常所見は見られず、坐骨神経痛と診断される。

3年前に重い物を持つ作業をして、より強い痛みが発生した。
再び病院にて検査をしてもらうと、MRIにて腰のヘルニアが確認され、手術が必要との診断だったが、不安で断る

2ヶ月前に左の腰痛が発生。
座り続けると腰にピリピリと違和感を覚え、歩いている時に痛みがある。
横になると楽になる。

仕事のデスクワークに意識が集中できずこのままだと影響が出るので、インターネットで治療院を探していたところ当院のHPを見つけ、来院に至る。

検査|腰部、該当部位に圧痛を認める

腰部、該当部位に圧痛を認める。
他、触診により脊柱起立筋と左のハムストリングスの緊張を認める。

腰部後屈動作痛と可動域の減少、左回旋動作も可動域の減少。

左肩の外転減少。

施術

初回 

検査により原因は腰の筋膜のねじれによるものと考える。

筋膜のねじれをとる目的で筋膜調整を行う。

2回目(初回より5日後)

前回術後痛みが軽減した。

前回と同様、全身の筋膜調整を行う。

内蔵調整のため、鍼施術を行う。

3回目(初回より6日後)

前回と同様全身の筋膜調整と鍼施術を行う。
左のハムストリングスの緊張が残っているため、マッサージを加える。

5回目(初回より12日後)

痛みが半分以下に減少し、頻度も半減以下になったと喜んでいる。
腰の痛みで走ることができなくなっていたが、駅のホームで自然と走ることができている。

8回目(初回より35日後)

腰の痛みはほとんど感じないほどに改善。
仕事のデスクワークで腰に負担がかかるのではないかと心配されている為、間隔を空けつつ経過観察をしていく。

12回目(初回より78日後)

治療間隔を空けても腰の自覚症状憎悪はなく、痛みほぼ見られない。

継続的に全身のメンテナンスをしていくことを希望され、その後も一ヶ月に一度で定期的に通院。

解説|ヘルニアって手術しなくても改善するの?

ヘルニアって手術しなくても改善するの?

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答えは

改善できます!

その理由を今からご説明させていただきます。

まず椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板というクッションが飛び出し、神経を圧迫している状態のことを言います。

もしかするとこれを読んでいるあなた、もしくは腰部椎間板ヘルニアと診断された方の多くは手術が必要か、
これから先必要になると言われたのではないでしょうか。

しかし、実は、

手術が必要になる「病的なヘルニア」というのはごくわずかなのです。

現在、腰痛の85%は原因不明と言われており、残りの15%のうち椎間板ヘルニアが原因である腰痛はわずか5%程度と言われています。

そのため、ヘルニアの除去をする手術を受けられても、その後も腰痛やしびれに悩む方は多くおられます。

 

それでは何が腰痛を引き起こしているのか。

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その答えは筋膜です。

この筋膜がねじれて負荷がかかることで、筋肉の過緊張を起こし、腰に痛みが生じていました。

他の症例でも取り上げましたが、筋膜の一部分にねじれが生じると、全身の筋膜が引っ張られ、筋膜が歪んでしまいます。

また、筋膜は筋肉を包んでいることから、筋肉にも影響を与え、歪みやコリができます。

そういった部分に炎症が発生し、痛みを引き起こし続けていたのです。

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 まとめ

当院は筋膜の治療を得意としています。

また当院の施術は【筋膜循環整体】という、筋膜とリンパに着目した日本で唯一の整体法です。

 

もしこれを読んでいるあなたが、ヘルニアから来る腰痛でお悩みなら、あなたの腰痛の原因は筋膜にあるかもしれません。

ヘルニアから来る腰痛でお悩みの方へ 

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【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

朝起きると突然発生したぎっくり腰

30代 男性 飲食業 京都市東山区

主訴 ぎっくり腰

腰痛

概要|腰に違和感を感じた翌朝、動けないほどの痛みに

前日に車のタイヤ交換をして腰に違和感を覚える。

一晩明けて目が覚めたときに、腰に動けないほどの痛みを感じた。

10年前に事故に合い、左の膝蓋骨にヒビが入る。

それ以来、右の腰に痛みを覚えることが繰り返される。

仕事を休むことができないため、少しでも早く治したいという思いで調べたところ当院のことを知り来院。

検査|疼痛部位が広範囲に及ぶ

疼痛部位は、右の臀部を中心に左臀部と右の大腿部外側にかけて広く痛みを感じる。

立位で腰部前屈、後屈動作に痛み。

左側屈、左回旋動作時に右臀部に痛み。

側臥位で膝関節屈曲時に大腿部に張りを感じる。

施術

初回

腰痛の原因は右の大腰筋にあるものと判断。

筋繊維の炎症があるため、炎症を早期に引かせる目的で鍼を施行し20分の置鍼をして、リンパの循環を促す。
循環改善したことを確認し、その後右股関節を調整。
施術後、痛みの改善は見られないものの膝関節屈曲時の大腿部の張り感が軽減。

変化がしっかり出たため、初回はここで終了。

午前の部に来られたため、早期改善を目的に午後の部(三時間後)に来院を促す。

2回目(初回より3時間後)

立位前屈動作に可動域の増大が見られるが、右臀部を中心とした痛みは残存。

筋繊維の炎症が残存しているため、前回と同様鍼を施行しリンパの循環を促す調整を行う。

 3回目(初回より4日後)

痛みは半減したと喜んでいる。

前回と同様、鍼と腸腰筋の調整を行う。
また、左の長腓骨筋に緊張が強く見られたため調整する。

4回目(初回より5日後)

腰に痛みはほとんど感じないと喜んでいる。

動作に大幅の改善がみられ、仕事、日常生活に支障はないとのこと。
引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。

腰の痛みに対して本人も満足しており、『仕事の都合で通院を続けるのは困難』とのことだったので、日常生活における動作の指導を行った上、今回で施術終了とする。

解説|腰痛の原因「大腰筋」とはどんな筋肉なのか?

今回の腰痛の原因となった大腰筋ってどんな筋肉なのか?

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大腰筋とは、「腰」という文字が名前に入っていますが、腰椎とふとももを「腹」側でつなぐ股関節の筋肉です。

この筋肉が働くと股関節が曲げられ、前に脚を挙げる作用があります。

しかし、そのとき同時に腰椎も前に倒される力がかかります。

この大腰筋が過度に縮んで緊張したままになると腰が伸びにくくなり、ぎっくり腰が起こる原因になってしまうのです。

 

大腰筋が働くのは太ももを腰より高く挙げたとき。

脚をそれほどに高く挙げることは生活の中では少なく、特に運動習慣がない人にはこの筋肉が鍛えられることはほとんどありません。

さらにソファに座っていたり、背中を丸くしている姿勢が長時間続くと腰椎が後ろに倒れて大腰筋を引き伸ばし、筋肉にストレスをかけてしまい縮み固まっていきます。

 

今回のケースでも、低くしゃがみ背中を丸めた状態での作業が長時間連続したことで、この大腰筋に大きなストレスが蓄積されたと考えます。

そして寝ている間に筋肉が縮み固まってしまったのですね。

作業中の痛みはなかったのに翌朝に痛んだことに着目し、腰以外にも原因を探っていった訳ですが

 

もし痛みを訴えている腰ばかりを整体していたら…

 

このように、ぎっくり腰や腰痛にはそれが起こる原因が他にあることが多くあります。

そこを入念に見定めて選定することによって、今回の様に腰以外の原因が見つかり痛い腰を触らずとも改善に導くことができるのです。

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もし、これをご覧のあなたがぎっくり腰で

早期に何とかしたい

ぎっくり腰を繰り返している

朝目覚めたら突然痛くなった

などの状況に置かれているなら、一度当整体院までご相談ください。

その痛みは、意外な場所に原因が潜んでいるかもしれません。

一日も早く仕事に復帰したい方へ

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頚椎が原因の腰痛症例

                           41歳 女性 介護職 京都市上京区

主訴 腰痛

腰痛

概要|人を抱きかかえた際、急激な腰の痛みが発生

10月中旬、介護中に人を抱きかかえた際、腰に急激な痛みが走り、その場から動けなくなる。

あまりにも激痛が続くので、病院に行くことにした。

医師から「ぎっくり腰」と診断され、絶対安静の指示の下、2日間入院することになる。

しかし退院後も腰の痛みがなかなか取れないということで今回来院に至る。

検査|立位にて前屈・伸展時に痛みが生じる

立位にて前屈・伸展時に痛みが生じる。

痛みの範囲は腰部全体。

腰部の筋肉の過緊張を認める。

頚椎の可動域制限を認める。

施術

初回

検査より、問題は頚椎にあるものと考える。

頚椎の可動域を出すために触れる程度の力で頚椎を矯正する。

施術後、立位前屈時・後屈時の痛みがほぼ消える。

本人は「え?どうして?」と驚いている表情。

初回はここで終了。

2回目(初回より7日後)

「腰の痛みはほぼない。仕事も順調にできている」。と喜んでいる。

頚椎の可動域も正常化しており、腰部の筋肉の緊張も見られない。

再発防止を兼ねて前回と同様頚椎の矯正を行う。

本人も満足しており、良好な結果が得られたため、今回で施術終了とする

解説|腰痛の原因が腰にあることはほぼない!?

腰痛の原因が腰にあることはほぼない!?

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なぜ、このようなことが言えるかというと、もし腰に原因があったとすれば、腰のマッサージや腰に電気を当てるなどしても改善するからです。

しかしながら、それで腰痛が改善するケースは少ないです。

ですから、痛みを引き起こす根本的な原因は、腰にないということになります。

今回のケースでいうと腰痛の原因は頚椎にありました。

では、なぜ頚椎が腰椎の原因になるのか?

それは頚椎と腰椎が連動して動いているからです。

この関係を専門用語でロベットブラザーと言います。

わかりやすく表現するなら『兄弟関係』ですね。

以下が頚椎と腰痛の関係図です。

ロベットブラザー:各脊椎の対応

頚椎1番  ー 腰椎5番

頚椎2番 ー 腰椎4番

頚椎3番 ー 腰椎3番

頚椎4番 ー 腰椎2番

頚椎5番 ー 腰椎1番

例えば、頚椎の1番にねじれがあると腰椎の5番にも同じ方向にねじれが生じたり影響を受けたりするというものです。

要するに、首が捻じれて固まってしまえば、腰も同様に捻じれて固まってしまうということです。

今回の患者さんはまさしくこれと同じことが起こっていました。

まとめ

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前の記事でも書きましたが、早期改善に一番重要なことは根本原因を見つけることです。

ですから、当院は検査を非常に重要としています。

問診で聞いたこと、痛む動作、各関節の可動域はもちろんのこと、内臓疲労の度合い、自律神経の状態など検査し根本原因を見つけていきます。

ちなみ今回の患者さんは前々から首の状態が良くなかったとのことでしたので、すぐに原因を見つけることができました。

もしあなたが「マッサージ、電気しても改善しない。」「施術後は良くなるけどすぐ戻る。」というのなら、あなたが悩んでいる症状の根本原因は意外なところにあるかもしれません。

マッサージしても改善しない腰痛でお悩みの方へ 

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