カテゴリー別アーカイブ: 股関節痛

手術痕が原因の股関節の痛み改善事例

                       42歳 男性 デスクワーク  京都市山科区

主訴 股関節痛

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概要|臼蓋形成不全の診断、手術を受けるも痛みを感じる

子どもの頃、臼蓋形成不全と診断され、股関節の手術を受ける。

その手術で症状は落ち着いたものの、半年前から再度、股関節に痛みを感じ始める。

最近では、スボンや靴下を履く際の片足立ちの時や、また歩いている時でさえ、痛みが生じる様になる。

「もう手術はしたくない。」という思いから、整体で改善出来る場所はないかと、ネットで検索したところ、当HPを発見し今回来院に至る。

検査|左股関節に可動域不良を認める

左股関節に可動域不良を認める。

股関節屈曲、内旋時に疼痛を有する。

疼痛部位は鼠径部。

臼蓋形成不全の手術痕の癒着を認める。

施術

初回

検査より、原因は『臼蓋形成不全の手術痕の癒着』にあるものと考える。

手術痕の癒着を剥がす目的で、手術痕の調整を行う。
施術後、股関節の内旋時痛が改善。

初回はここで終了。

2回目(初回より3日後)

今日は歩く時の痛みが強いとのこと。

手術痕の癒着は残存している。

手術痕の調整に加えて、大殿筋、鼠径部付近の筋肉の調整行う。

また、鍼でも手術痕の調整を行う。

術後、歩行時痛が改善。

3回目(初回より8日後)

この時点で初回来られた時に感じていた痛みを10とすると、現在は3まで低下。

靴下を履く時やズボンを履く動作をしても痛みがないと喜んでいる。

前回と同様、股関節付近の筋肉の調整と手術痕の調整を行う。

4回目(初回より13日後)

長距離歩くと少し痛みが出る程度で、それ以外に関しては痛みがないとのこと。

前回と同様の内容に加え、肩甲胸郭関節の調整を行う。

次回以降は、少しずつ間隔を空けながら、再発防止の施術を行っていく。

解説|なぜ、手術痕の癒着が痛みの原因になるのか?

なぜ、手術痕の癒着が痛みの原因になるのか?

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人間の身体は全てが繋がって出来ているため、切ったり、縫った所が癒着してしまうと、その場所に向けて、全身の皮膚や筋肉や内臓などが引っ張られ、身体が歪んでしまうからです。

ですから、帝王切開、盲腸、頭手足、体のどの部位でも、切ったり、縫った所があれば、そこが体の不調の原因になることが多くあります。

今回のケースで言うと、痛みが出ている側の股関節に大きな手術痕があったため、そこに向けて、皮膚、筋肉が引っ張られ、股関節の詰まりが生じていました。

そして関節の詰まりが生じた結果、関節同士が擦れて、関節の動きが悪くなり、痛みが出ていました。

まとめ

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なかなか改善しない慢性痛や身体の不調の原因が手術痕や縫い傷にあるということはよく見られます。

また股関節痛に関しては、手術しか改善する方法がないと諦めかけている方が多くいらっしゃいます。

しかし、原因を特定し、適切な施術を行えば、今回の様に早期改善できることがあります。

ですから、これを読んでいるあなたが、もし『過去に手術の既往歴があり、中々改善しない慢性痛や身体の不調で悩んでいる。』もしくは、『病院で手術と言われ、諦めかけている。』というなら、是非当院に一度相談しみてくださいね。

きっとあなたのお役に立てるはずです!

股関節の痛みでお悩みの方へ

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股関節の痛み改善専門整体ページ

この記事を書いた人

京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

筋膜が原因の股関節痛改善事例

                 48歳 女性 デスクワーク 京都市山科区 

主訴 股関節痛

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概要|5年程前に右股関節の痛みが発症

5年程前に右股関節の痛みが発症。

当初は「ちょっと痛いな。」と感じる程度だった。

しかし、その痛みが徐々に悪化し、『自転車がこげない。スムーズに歩けない。』など日常生活に支障が出始めたので、近くの整骨院行き、電気施術やマッサージを受けるが改善せず。

さらに3ヶ月前から、左股関節にも痛みが出始めたので、「このまま放置すると手術になるのではないか?」と不安に思ったため、当院に来院する。

検査|痛みは股関節前面、特に歩行時が痛い

痛みは股関節前面(付け根)。特に歩行時が痛い。

股関節屈曲、内旋、外旋時痛あり。

左腰部に筋膜のねじれを認める。(腰痛を常に感じている。)

骨盤の右変位と前傾を認める。

施術

初回

検査より、問題は筋膜のねじれにあるものと考える。

筋膜のねじれを解消する目的で、筋膜の調整を行う。
施術後、可動域が改善し痛みも減少。

本人も「さっきより歩きやすい。」と驚いた表情。

初回はここで終了。

2回目(初回より7日後)

前回の施術後から歩きやすくなっていると喜んでいる。

筋膜のねじれは残存している。

前回と同様筋膜の調整を行う。

さらに、骨盤の歪みを整える目的で骨盤矯正を行う。

3回目(初回より14日後)

前回と同様、筋膜の調整と骨盤矯正を行う。
また、足首の関節が不安定でグラつきがあるため、足首の筋力トレーニングを指導する。

4回目(初回より21日後)

初回来たときの痛みが10とすれば現在は3〜4まで減少している。

前回と同様の内容に加え、臀筋群の筋力低下が見られたため、臀筋群の筋力トレーニングを指導する。

5回目(初回より49日後)

前回の施術より3週間空いたが、痛みが悪化することはなかったとのこと。

引き続き、前回と同様の内容で施術を行う

6回目(初回より56日後)

痛みもほぼ感じないまでに大幅に改善。

自転車をこぐ、歩行がスムーズになったと喜んでいる。
引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。

7回目(初回より70日後)

痛みは消失。

筋膜のねじれも見られない。

ここからは一ヶ月に一回定期的に確認し、再発がない状態へ導く施術を行う。

解説 |そもそも筋膜ってなに?

そもそも筋膜ってなに?

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最近、<筋膜リリース>がテレビや書籍などで話題になっていますが、実際に『筋膜はどこにあって、どんな働きをしているのか?』を知らない方が多いのではないでしょうか。

ですから、今回は筋膜について簡単に説明させていただきます。

筋膜とは、筋肉を包んでいる薄い膜のことで、皮膚と一緒で全身一枚で繋がっています。

分かりやすく言うとウェットスーツみたいなものです。

しかし、今回のように筋膜の一部分にねじれが生じると、ねじれたところに向けて、全身の筋膜や皮膚が引っ張られ、また同時に骨や関節も引っ張られるため、身体が歪み、痛みが出てしまいます。下の図参照)

IMG_2537左が正常な状態右がねじれた状態。

今回のケースでは、以前から腰に痛みがあったこともあり、腰の筋膜がねじれていました。

結果、そのねじれ向かって全身の筋膜が引っ張られ、姿勢が歪み、股関節に痛みが出ていました。

まとめ

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以前の記事でもお伝えしていますが、患部に原因がないことの方が非常に多いです。

今回のケースも同様で股関節に原因はなく、腰に原因があったわけです。

ですから、もしこれを読んでいるあなたが『今痛めているところにマッサージや電気をしても良くならなかった。』『何度も同じ痛みを繰り返している。』というなら、一度当院に相談してくださいね。 

あなたを悩ます痛みの原因は筋膜にあるかもしれません。

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

手術痕が原因の股関節痛症例

                   50歳 男性 デスクワーク 京都市西京区

主訴 股関節痛

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概要|ゴルフの際に股関節(左足の付け根)に痛みが発生

3年程前から、ゴルフをすると股関節(左足の付け根)に痛みが出始める。

さらに、半年前からは普段の生活の時でも痛みを感じ、『長く歩けない。』『片足立ちで靴下がはけない。』など、日常生活に支障をきたすようになる。

また起床時には身体にこわばりを感じるようになり「ここまま悪化すると歩けなくなるのでは?」と不安に思ったため、今回来院に至る。

検査|疼痛部位は左股関節前面(付け根)

疼痛部位は左股関節前面(付け根)

股関節内旋、外旋、屈曲時痛あり。

骨盤後傾、股関節右変位よるアライメント不良を認める。

腰椎の可動域不良を認める。

約10年前に交通事故により右下腿解放骨折の既往あり。

右下腿に約5センチほどの手術痕あり。

施術

初回

検査により、問題は交通事故による右下腿の手術痕の癒にあるものと考える。

初回は手術痕を調整せずに、頸椎と骨盤を触れる程度の力で矯正を行う。

施術後、股関節の可動域が改善。

初回はここで終了。

2回目(初回より2日後)

特に変化は感じていない。

前回と同様の施術に加えて、今回からは手術痕の癒着を取る目的で手術痕の調整を行う。

さらに内臓の血液循環の目的で鍼施術を施行する。

3回目(初回より5日後)

前回と同様、頸椎、骨盤、手術痕の調整と鍼を行う。

また寝起きのこわばりを改善させる目的で、寝方や寝具について指導する。

4回目(初回より7日後)

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寝具や寝方を変えてから、寝起きのこわばりや痛みはほぼない。

前回と同様の施術を行う。

5回目(初回より14日後)

以前より痛みが減少し、また最近は長く歩けるとのこと。

また片足立ちで靴下をはくこともできると喜んでいる。

引き続き、前回と同様の施術を行う。

6回目(初回より25日後)

久しぶりにゴルフをしたが、痛みが少し出る程度。

また痛みも長引かず、日常生活では困ることが少なくなってきたとのこと。

ここからは2週間に一回定期的に確認し、再発がない状態へ導く施術を行う。

解説|なぜ手術痕の癒着が身体の不調を生み出すのか?

なぜ手術痕の癒着が身体の不調を生み出すのか?

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人間の身体は全てが繋がっているため、切ったり、縫った所が癒着すると、切ったところに向けて、全身の皮膚や筋肉や内臓が引っ張られ、身体が歪んでしまうからです。

ですから、帝王切開、盲腸、頭手足、体のどの部位でも、切ったり、縫った所が有れば、そこが体の不調の原因になることが多くあります。

今回のケースで言うと、右下腿に大きな手術痕があったため、そこに向けて、皮膚、筋肉が引っ張られ、身体が右に大きく歪んでいました。

その結果、左股関節が常に右引っ張られた状態になっていましたので、痛みが出たわけです。

また、いつもお伝えしていることですが、症状のあるところでなく、原因箇所を施術すると、症状は早期に改善して行きます。

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もしこれを読んでいるあなたが『何処へ行っても良くならない症状で悩んでいる。』『そう思うと手術してから、もしくは縫ってから身体の不調を感じる。』というなら、その原因は手術痕や縫い傷にあるかもしれません。

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【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。