筋膜が原因の股関節痛改善事例

                 48歳 女性 デスクワーク 京都市山科区 

主訴 股関節痛

股関節痛 のコピー

概要|5年程前に右股関節の痛みが発症

5年程前に右股関節の痛みが発症。

当初は「ちょっと痛いな。」と感じる程度だった。

しかし、その痛みが徐々に悪化し、『自転車がこげない。スムーズに歩けない。』など日常生活に支障が出始めたので、近くの整骨院行き、電気施術やマッサージを受けるが改善せず。

さらに3ヶ月前から、左股関節にも痛みが出始めたので、「このまま放置すると手術になるのではないか?」と不安に思ったため、当院に来院する。

検査|痛みは股関節前面、特に歩行時が痛い

痛みは股関節前面(付け根)。特に歩行時が痛い。

股関節屈曲、内旋、外旋時痛あり。

左腰部に筋膜のねじれを認める。(腰痛を常に感じている。)

骨盤の右変位と前傾を認める。

施術

初回

検査より、問題は筋膜のねじれにあるものと考える。

筋膜のねじれを解消する目的で、筋膜の調整を行う。
施術後、可動域が改善し痛みも減少。

本人も「さっきより歩きやすい。」と驚いた表情。

初回はここで終了。

2回目(初回より7日後)

前回の施術後から歩きやすくなっていると喜んでいる。

筋膜のねじれは残存している。

前回と同様筋膜の調整を行う。

さらに、骨盤の歪みを整える目的で骨盤矯正を行う。

3回目(初回より14日後)

前回と同様、筋膜の調整と骨盤矯正を行う。
また、足首の関節が不安定でグラつきがあるため、足首の筋力トレーニングを指導する。

4回目(初回より21日後)

初回来たときの痛みが10とすれば現在は3〜4まで減少している。

前回と同様の内容に加え、臀筋群の筋力低下が見られたため、臀筋群の筋力トレーニングを指導する。

5回目(初回より49日後)

前回の施術より3週間空いたが、痛みが悪化することはなかったとのこと。

引き続き、前回と同様の内容で施術を行う

6回目(初回より56日後)

痛みもほぼ感じないまでに大幅に改善。

自転車をこぐ、歩行がスムーズになったと喜んでいる。
引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。

7回目(初回より70日後)

痛みは消失。

筋膜のねじれも見られない。

ここからは一ヶ月に一回定期的に確認し、再発がない状態へ導く施術を行う。

解説 |そもそも筋膜ってなに?

そもそも筋膜ってなに?

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最近、<筋膜リリース>がテレビや書籍などで話題になっていますが、実際に『筋膜はどこにあって、どんな働きをしているのか?』を知らない方が多いのではないでしょうか。

ですから、今回は筋膜について簡単に説明させていただきます。

筋膜とは、筋肉を包んでいる薄い膜のことで、皮膚と一緒で全身一枚で繋がっています。

分かりやすく言うとウェットスーツみたいなものです。

しかし、今回のように筋膜の一部分にねじれが生じると、ねじれたところに向けて、全身の筋膜や皮膚が引っ張られ、また同時に骨や関節も引っ張られるため、身体が歪み、痛みが出てしまいます。下の図参照)

IMG_2537左が正常な状態右がねじれた状態。

今回のケースでは、以前から腰に痛みがあったこともあり、腰の筋膜がねじれていました。

結果、そのねじれ向かって全身の筋膜が引っ張られ、姿勢が歪み、股関節に痛みが出ていました。

まとめ

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以前の記事でもお伝えしていますが、患部に原因がないことの方が非常に多いです。

今回のケースも同様で股関節に原因はなく、腰に原因があったわけです。

ですから、もしこれを読んでいるあなたが『今痛めているところにマッサージや電気をしても良くならなかった。』『何度も同じ痛みを繰り返している。』というなら、一度当院に相談してくださいね。 

あなたを悩ます痛みの原因は筋膜にあるかもしれません。

股関節痛でお悩みの方へ

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股関節の痛み改善専門整体ページ

この記事を書いた人

京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。