骨盤が関係した顎関節症


年齢 36歳 性別 女性 職業 デスクワーク 所在地 京都市東山区

 

主訴 あくびをすると顎が痛い(顎関節症)

頭痛 

概要

約3ヶ月前より顎(左側)に違和感が出現。ここ1ヵ月前より、仕事が多忙になり、疲労感が増悪するとともに顎に痛みが生じるようになる。安静時は痛みがなく、食事は支障なく行える。口を大きく開けることができず、あくびをする際左の耳下あたりに痛みが生じる。仕事も落ち着いてきたことで改善のため、以前通院していた当治療院に再来院する。

検査

開き具合は指を縦にして二本分までしか開かない。
座位では開口時に痛みあり、仰臥位では開口時の痛みはみられない。
肩関節外転左右可動域制限あり(120度以下)
右腸骨が前傾、左腸骨が後傾している
左股関節に内旋制限・右股関節に外旋制限あり

施術

初回

検査より、顎関節症と判断、右仙腸関節に異常を認め、問題は仙骨にあるものと考える。
仙骨を正常の位置に誘導すると顎関節・口の開き具合が拡大し、肩甲骨内側縁(菱形筋)の緊張が緩和されることを確認。
仙骨の後傾を整える目的で骨盤の調整を行う。
施術後、口の開き具合を確認すると縦に三本入るまでに回復。

顎関節症による顎の痛みの強さは変わらない。
関節の開きに変化が出ているため、初回はここで終了。

2回目(初回の翌日)

顎の痛みがましになったと喜んでいる。

開口制限は見られないものの最大に開けきると顎の痛みがやや残存している。
前回と同様に骨盤の調整を行う。さらに、内臓機能回復、循環改善の目的で肝臓調整の鍼施術を施行する。
施術後、口を大きく開いた際の顎の痛みが消失。

開け閉めしやすくなったと本人も驚いている様子。

このまま行けば一ヶ月以内には卒業認定を出せるでしょう。

状態確認のため、一週間後に来院予定。

 

解説

なぜ、骨盤(仙骨)が顎の痛みに原因になるの?
骨盤の一部(仙骨)は、頭の骨(後頭骨)・首の骨と筋肉・靭帯・筋肉の膜で連動しているからです。

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仙骨とは骨盤の真ん中にある手のひらほどの大きさの逆三角形の骨です。

仙骨〜脊椎〜頭蓋骨にかけて靭帯・筋肉・筋膜で繋がっており、それぞれが連携しています。
そのため、この仙骨が歪んで正しい動きをしなくなると、身体に不調和を生じます。特に頭の骨・首は歪みの影響を強く受け、複数の骨の集まりである頭蓋骨の繊細な動きを妨げてしまいます。

今回のケースでは、仙骨の歪みを取り除くことで頭や首の正常な運動が可能になり、顎の運動性も正常化。顎関節症の痛みが改善し口がしっかりと開くようにすることが出来ました。
こういった仙骨の歪みは私の経験上、長時間座っていることが多いデスクワークの仕事をしている人や受験生などによく見られます。今回の場合も仕事が多忙になり、残業が続いていたタイミングで発症しています。

仙骨のズレは自律神経の乱れにも

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また仙骨は自律神経でも副交感神経というリラックスをした時に興奮する神経が集まる部分です。顎関節症は睡眠不足やストレスが掛かり続けることでも簡単に起こります。
よって自律神経を整えるという観点でも仙骨の調整は重要といえます。

あくびをして顎が痛い方へ
顎関節症改善整体ページ
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