『●●日までになんとかしたい!』期限付きの腰痛改善はおまかせください!

59歳 男性 営業 京都市下京区 

主訴 腰痛

来院の2週間前、重たい荷物を持ったことにより腰に痛みを感じる。その3日後、ボーリングを競技し痛みが悪化。さらに翌日、痛みが最も増強。その後、少しずつ痛みは軽減するもダルさが続き、9日後にボーリングの大会を控えていることから焦りを感じ来院にいたる。

10年来、不定期ながら1年に一度程度、ギックリ腰を経験。その際と今回は、痛みの質が違うと感じている。

検査|前屈の姿勢で腰痛増強

前屈の姿勢で腰痛増強、脊椎伸展で痛み軽減。左腰部~側腹部にかけて痛み見られる。

胸椎に比べ、下部腰椎に硬さがみられる。

腰椎回旋では、左回旋時に左に突っ張りを感じる。

また座位での臀部挙上の左右差から、股関節の右変位が疑われる。

施術

初回

 腰の筋膜のねじれを取る目的で筋膜の調整を行う。

 腰の回旋時に感じていた突っ張りも軽減。

2回目(初回より4日後)

PS10→3。前日にボーリングをしたが痛みは出なかったとのこと。

しかしながら、腰痛のため週2回のボーリングを休んでいたため、久しぶりの競技復帰で、腰全体にダルさ(疲労感)が出た。

大会に向け、早期に改善を図るため、臀部およびハムストリングの緊張を緩和する手技を行なう。

加えて、仙骨筋付着部、中殿筋(左)、梨状筋(左)の圧痛点に置鍼。

3回目(初回より8日後)

PS10→3。競技の性質上、左足で踏み込んだ際、感じていた痛みもなし。

ボーリング直後も良い状態をキープできているとのこと。

良好な結果が得られているため、手技および鍼は前回と同様の内容で継続。

明日の大会に不安なく挑めるようになったと本人も喜んでいた。

痛み消失・ボウリングによるダルさも改善したため本回で施術終了とする。

解説|脊柱起立筋が収縮した状態から痛みを発症

今回は腰・臀部の筋肉が競技の特性上、強度に緊張しており骨盤が前に傾き、腰が通常よりやや反り気味になっていました。そのため、慢性的に脊柱起立筋が収縮した状態がつづき痛みを発現していたと推測できます。

また、骨盤だけでなく股関節のねじれも強くみられ、股関節自体もあまりいい状態ではありませんでした。

実は、多くの腰痛では腰に原因があることはほとんどありません。
多くの場合、今回同様『股関節』が影響しています。

腰を曲げるとき殆どの方は腰の骨が曲がっていると考えますが、実際はこの動き自体は股関節の動きです。
腰を反らす行為の多くも股関節の動きです。
つまり、腰を中心に動かしているようでその実、動いているのは股関節だということは身体の動きでは多数見受けられます。

このように、腰自体が働くことはあまりなく、負担がかかっている部分として股関節が意外なほどに多いのです。

このように腰痛は原因をきちんと特定することで、慢性化した痛みでもしっかりと改善することができます。

長い付き合いとなった腰痛も決して、諦めることはありません。

 もし、どこに行っても改善しない腰痛でおこまりなら一度当整体院にご相談下さい。

原因がわかれば意外とその痛みなんとかなるものですよ。

(担当 藤村)

この記事を書いた人

京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。