《症例報告》ぎっくり腰!腰が原因とおもいきや、原因はおしりの筋肉に《改善例》


30歳 女性 職業 保育士 京都市東山区

 

 

主訴

仕事中急に起こったぎっくり腰

残業続きで疲労が溜まっており、仕事中に子供を抱えた時に腰に強い痛みが走る。

以前にも同じ経験があり当整体院へ来院。

 

検査

痛みが出ている部分を指定してもらうも『全体が痛くてわからない』とのこと。

各種検査をしようにも動くのも寝るのも痛くてたまらないとのことで最低限の検査に抑える。

圧痛部:左臀部(梨状筋)、熱感軽度

 

初回の施術

痛みの部位と熱感のみ確認。

まずは炎症を引かせること、動ける状態にすることを目的に施術を行う。

本人希望により鍼を施行。

急性期のため、軽く異物感が出る程度の鍼を臀部に三本行う。
そのまま30分ほど置鍼。

30分後、かがめる・直立出来る程度に回復したため刺激量を考え初回はここで終了。

本人、痛みが緩和したことと動けるようになったことに喜んでいる。

当日は入浴は避けるように(炎症の悪化を防ぐ)指示。

炎症が軽度のため、自宅でのアイシングは敢えて指示せず。

 

二回目(翌日)

痛みの度合い10→5

『大分と楽になった。』とのこと。

本日は動くことも、仰向けになることも出来るため仰向けで股関節の調整を行う。

その後、前日同様に鍼を20分置鍼。

置鍼終了後、痛みはほとんど無くなる。

本日より入浴を許可する。

 

三回目(二日後)

痛みの度合い10→2へ

『もうほとんど痛くない』との報告を受ける。

動作による痛みを確認しても殆ど見られない。

この状態で再度検査。

腰の可動域も正常化し、骨盤の動きも良好。

 触れる程度の手技でふくらはぎから太もも、臀部の緊張を緩和し、その後鍼を施行。

 痛み、不調が施術後検査で問題ない範囲まで消失したため本日で施術は終了。

これでしばらくは痛みはでないでしょう。

 

 

ぎっくり腰の時何処が痛いかわからない。

 

ぎっくり腰や強い腰痛を抱えると、痛みが出ている部分というのがわかりにくい場合があります。

これは、筋肉・関節・靭帯が損傷することにより炎症が起こると見られる現象です。

今回、ご本人は痛みを『腰』という具合に指定して来られましたが、実際に損傷が起こっている部分は臀部でした。

これはレントゲンなどではわからないため、入念に触察することによって選定することが出来ます。

逆に、痛みの部分が自分でどこか分かるようになってきたということであれば、そのぎっくり腰は炎症が緩和してきたため改善傾向にあるといえます。

 

鍼が有効?

これは人によって様々ですが、急性期のギックリ腰では鍼が有効な場合があります。

なぜなら、ぎっくり腰の多くは表面の筋肉ではなく、さらに奥深くの筋肉や関節付近に原因があるからです。

損傷の部分によって様々ですが、その奥深くの部分にアプローチするには鍼を用います。

普段、当鍼灸院では気の流れや内臓調整を鍼を使って行います。

その際、鍼は皮膚に触れる程度にしか用いません。

しかしながら、今回のように筋肉の奥深くに原因がある場合は鍼を少し深めに施工します。

その深さは約二センチ以内です。

この深さは人体の安全深度を元にしています。
※二センチ以内であれば解剖学上安全という結果が出ています。

 

また、鍼は金属(ステンレス)で出来ているため、吸熱作用があります。
身体で炎症が起こっている場合、この特性を用いると炎症が早期に改善します。

 

 

ぎっくり腰は場所を特定すれば早期に改善します。

 

このように原因を特定し、施術法を正しく選定すれば『急に動けなくなった』というぎっくり腰も早期に改善することが出来るのです。