《症例報告》全身の疲労と、うつぶせ寝が原因で起きた、小学三年生の頭痛《改善例》


11歳 女性 滋賀県

 主訴

4〜5年間続いている頭痛

4.5年前より学校の授業終了時に毎日頭痛が出るようになった。

頭痛が出ると、痛み止を毎回服用。

『頭が痛くて習い事に行けない。頭が痛いから友達と遊んでも楽しくない。』という状態を改善したくて来院。

母親からも『薬を飲まなくても過ごせるようにしてほしい』とお願いを受ける。

 

検査

肩関節の可動域、ともに全体の5/10程度

頸部可動域検査 伸展時に可動域制限

骨盤動揺性 左右ともに硬さを認める。

筋膜テスト 全体的に筋膜の動きの悪さを触知

硬膜テスト 正常

内臓検査 胃に疲労軽度蓄積

クラニアル検査 後頭骨に動きの不良あり

 

全身状態

一週間のうち、金・土曜日を除くすべての曜日で英会話や習い事があり、土曜日にテニスを始め、本人は『楽しい!』と言っているが全身の疲労が強い。

また、睡眠時にうつ伏せになることがあり頚椎にねじれを認める。(頚部の可動域に異常を来しているのはこのためと思われる。)

 

初回の施術

検査より、頚部の骨のズレ・全身疲労による筋緊張性頭痛と判断。

 頚部の調整、骨盤調整のみをして施術終了。

 施術後『身体が軽くなった』と喜んでいる。

 

 

二回目 5日後

付き添いの母親より『前回の帰りに電車の中で娘が熟睡していた。電車の中で寝た姿を初めて見た。』と伝えられる。

初回の調整にて疲労から解放され、身体が睡眠を求めていたためと思われる。

 頭痛に関しては毎日出ていた頭痛が半減して、授業の後に出ることが少なくなった(週に三回)とのこと。

 

三回目 1日後

本日頭痛発症するも軽度。

姿勢の悪さが強く出ており、骨盤と背骨を調整。

また、全身疲労が強く見られたため、触れる程度の鍼(接触鍼)にて手足を施術。

帰る頃には頭痛消失している。

 

四回目 一週間後

頭痛消失している。

頚椎の調整、接触鍼のみを行い施術終了。

三週間後状態確認を行うため来院を指示。

 

五回目 3週間後

頭痛見られず。頚部調整・接触鍼のみを行い終了。
本回をもって施術終了とする。

 

《解説》

今回のケースは、疲労とうつぶせ寝、この二つが原因になって引き起こされた頭痛でした。

 疲労について

学校だけでなく、週に一回の休みを除いて毎日どこかしらに習い事が入っており、大人から見てもなかなかなハードスケジュールでした。

基本的に人間には『自然治癒力』が備わっているため、多少のことであれば勝手に身体が治ろうとします。

ところが彼女のように身体を酷使すると、この自然治癒力自体が崩壊してしまい、全身になんらかの影響を及ぼします(今回のケースは頭痛)。
今回は年齢が若いこともあり、鍼施術で簡単に自然治癒力を取り戻すことができました。

 

うつぶせ寝

うつぶせ寝を行うことによって首の骨にねじれを生じ、首の血流が悪くなることも頭痛の原因になります。→詳しくはコチラ

 就寝の癖はなかなか簡単に直るものではありませんが、今回彼女は大変頑張ってくれました。

その甲斐あって、首のねじれも回を追うごとに取れてきて頭痛の原因を改善することが出来ました。

 

このように、頭痛の原因は生活習慣に潜んでおり、またそれらを改善するだけで直ることもあります。

特に子供の頭痛は改善が早いです。

もし頭痛でお困りなら、一度自分の生活を見直して見てください。

 

日々がハードスケジュールではないですか?
うつぶせで寝ていたりしませんか?

そうしたことを改めるだけで、あなたの頭痛も薬を飲まずに改善するかもしれません。