初期の足底筋膜炎は氷で冷やす。
慢性の場合はカイロやお湯などで温める。
足底筋膜炎って?
弓をイメージしてみてください。
弓には弓の部分と弦の部分が有ります。
足の甲の骨は弓なり状(アーチ状)になって体重を支えています。→弓
反対に足の裏には『足底筋膜』という腱が踵の骨からあしゆびの付け根まで張っています。→弦
足底筋膜炎はこの『弦』の部分が、ランニングや長時間の歩行、長い立ち仕事などに酷使されて引き起こされる炎症を言います。
また、弦の部分ではなく『弓』の部分がしっかりとした弓なり状(アーチ状)になっていないことによっても引き起こされます。(偏平足、開張足など)
この炎症が強くなると、歩くことはもちろん立っていることも困難になり、日常に強い影響を引き起こします。
どういう人に起こりやすい?
走ったりするアスリートに多くみられる足の痛みですが、それだけではありません。
歩きまわる営業職の人や立ち仕事が長い人、また、体重が重く足に負担をかけやすい人にも多く見られます。
また、偏平足や外反母趾など足の構造に問題のある人にも現れやすいです。
加えて、クッションの薄い靴や底の硬い靴を使用している方も要注意です。
足底筋膜炎になってしまったら、時期によって対処は替えてみてください
まず、足の裏が初めて痛くなった方は急性の炎症なので氷で冷やすようにしましょう。
又長期間にわたって痛くなっている方(朝起きて足を地面につくのが痛い)は温めることが有効です。
もし、温めて痛みが強くなる場合は、炎症が強くなっている可能性があるので逆に冷やすようにして下さい。
正しいタイミングでセルフケアを行い、足の痛みが悪化しないよう取り組んでみてくださいね。