小林院長のブログ

頭も重い、マッサージでスッキリしない首のこりは【前首のこり】が原因

年齢55歳 性別女性 職業 事務職 所在地 京都市

主訴 どこかわからない右首のこり

首損傷 

概要|常に頭痛と首のコリと肩こりに悩む

記憶にないが、常に頭痛と首のコリと肩こりに悩んでいた。

近くの整骨院に行ってマッサージをしてもらっても、なかなかスッキリしない。

訴えによると『自分の伝えたいところと、触ってもらう場所が違う気がするが自分でもそれがどこかわからない・・・』とのこと。

あまりにも取れない首のこりに甲状腺やのどの関係のがんなのではと不安に思い始めている。

ネットで調べ、自分の首コリがどこが原因かはっきりさせたいという思いから来院。

検査|背中が曲がり、顎を前方に突き出したような姿勢

本人に首コリの部分を押さえてください。と伝えるも、どこかわからないとの返答あり。

背中が曲がっており、顎を前方に突き出したような姿勢になっている。
この姿勢より、首の後よりも前頸部の緊張が強いことが推測される。

施術

前頸部、特に胸鎖乳突筋の緊張によるものと判断。

『ここですか?』と胸鎖乳突筋をつまみ上げあると『痛いけどそれです!』との返答あり。

つまみあげると痛みが強いのではり治療を右胸鎖乳突筋にやさしく施行。

その後『すごくスッキリした。やっと言っていることが伝わってよかった。』と感謝される。

5回程度の鍼治療でマッサージでも取れなかった頑固な首こりの消失を認める。

治療ポイントがわかったため、定期的にアプローチしていけば首コリは当分出ないでしょう。

解説|なんで自分のこってる部分がわからないの?

 悩み

なんで自分のこってる部分がわからないの?
自分の知識のない部分は表現の仕様がないからです。

なんかすっきりしない。自分の思っているところと、触ってもらっている部分が違う気がする。前首のこりを訴える方はこんな表現をされることが経験上多いです。

何故なら、多くの方が過去にこの筋肉を触ったことがないため、自分の知識の中に『首の前が固くなる。こる。』という感覚がないからです。

自分の知らないことは表現の仕様がありません。

ですから、自分でもどこが悪いかがわからないのだと推測します。

われわれ鍼灸師を見て『鍼灸師!』とは日本語では言えるでしょう。

じゃあ、それを英語で言えますか?

 なかなかわからないと思います。

 意味がわかるけど表現できない、イメージとしてはこんな感じではないでしょうか?

『胸鎖乳突筋』って?

 胸鎖乳突筋

胸鎖乳突筋は鎖骨から頭の骨にくっついています。

この筋肉が固くなると、コリの感覚はもちろんですが『吐き気』などの自律神経症状も伴います。

理由としてはこの筋肉の近くには『頸動脈』があり、胸鎖乳突筋の硬さで動脈を圧迫して頭が酸欠状態になるからです。

胸鎖乳突筋が固くなっておこる、似たような症状では、頭がふらつく、ボーっとする、モヤがかかっているなどの『感覚的なもの』がよく現れます。

総括

今回はケースの報告というよりも、知識提供のような記事になりましたね。
ただ、今回のケースに限らずこういうことって多いと思うんです。

私も治療家になる前、過去のムチウチで首が痛くなることって沢山ありましたが、まさにどの部分か表現できませんでした。

それを『ここ!』という風に明確にするのは、専門家としての役目だと思いますね。

まあまあ、普段からの勉強と裏打ちされた経験が大事になるということで。

なんだかスッキリしない、どことはいえない首のこりでお悩みの方へ

どこに行っても治らない原因を明確にする肩・首こり專門整体ページ

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

寝起きに腰や脚のダルさが強かった・・・寝具を変えると改善した脊柱菅狭窄症のケース

年齢74歳 性別女性  所在地 京都市伏見区 

主訴 腰・脚のダルさ

 腰痛・座骨神経痛

概要|腰・脚のダルさが一向に治まらない

近所の整骨院や整形外科で施術・診察を数年繰り返していたが腰・脚のダルさが一向に治まらない。このままでは手術をしなければならないのか・・・という不安を抱えていたが、半ばあきらめていた状態。知り合いの紹介で当治療院のことを知り、来院に至る。

検査|背中が大きく曲がっている

背中が大きく曲がっており、長時間の歩行により腰だけでなく脚までダルさが出る。いわゆる脊柱菅狭窄症の間欠性跛行を呈している。
レントゲンでは背骨が強く曲がっていて『歳のもの』という診断を受けている。
腰椎と股関節の可動域が不良。
過去に左肩の粉砕骨折をしており、大きな手術後を認める。

施術

一ヶ月目(週に2回のペース)

腰のダルさの原因は、過去の粉砕骨折手術後による傷口の癒着が原因と判断。
回復を早めるため、触れる程度で頚椎と骨盤を調整。
その後、左肩の傷口をふれる程度の力で調整。
鍼灸治療ではアキレス腱の硬さを取り、腰の負担を減らす施術を行う。
10あった腰・脚のダルさが6まで低下。

二ヶ月目(週に2回〜1回のペース)

腰・脚のダルさが減弱。 10→4
前月と同様の施術を行う。
歩いているときのダルさがなくなっていき非常に喜んでいる。
腰・脚においてダルさに対し結果が出ているため、同様の施術を行う。

三ヶ月目(2週に1回のペース)

ここに来て、回復の具合に変化が出ず。
時に症状が強くなることもある。
ただ、本人としては歩くことに支障が以前よりなくなってきたとのことで満足はしている様子。
しかしながら『治っていくんもここまでが限界なのかな・・・』とあきらめを感じだす。
この時点で施術に加え日常生活を見直す必要があると考え、しっかりと検査・問診をし直す。

検査を行うと施術後の変化は間違いなく出ているので、身体が施術効果を維持しきれていないのが問題と考える。
その為、問題は日常にあると思い日常でどのタイミングで腰・脚のダルさが強いか確認。
すると、起床時に強く、日中はなんともないという意見が返ってくる。

このことより、睡眠中に問題が生じているのではないかと推測し、寝具の確認を行う。

寝具はベッドで低反発のマットレスを使っているとのこと。

就寝時のマットレスを外して経過を見てみたいと伝え、実践してもらう。

4ヶ月目(2週に1回)

『先生!全然マシです。腰・脚のダルさがよくなってきました。』

という嬉しい報告を受ける。

指導した日からマットレスを除去し就寝しているとのこと。

施術までの検査で背骨の硬さもすっかり改善しており、このまま行けば一ヶ月以内には卒業認定を出せるでしょう。

解説|マットレスが腰痛の原因になるの?

マットレスが腰痛の原因になるの?

人によります。ただし、今回のような腰が丸くなっている人には向かないかもしれません。

 bed_making

腰が痛い、もしくは腰や脚のダルさが起床時に強い方は沈み込むような寝具はあまりおすすめできません。

何故なら、材質にもよりますが過度に身体が沈み込んでしまい寝返りを打ちにくくなるからです。

寝返りは『床ずれ防止』の効果もあり、つまりは寝ているときの同じ姿勢が続くことによっての『循環不良』を防ぐ働きがあります。

これがしにくくなると、寝返りに体力を使う、もしくは体の一部が深く沈むことによっての循環不良が起こります。

 腰の循環不良

身体の回復には、安静と血液循環がかかせません。

しかしながら、今回のケースでは就寝時にこれらが阻害されていました。

その原因がマットレスだったのです。

総括

施術としてはいい結果が出せていたのですが、しっかりと維持できていないという時点でもう少し早くお話を聞いておくべきだったと反省しますね。

そうすればもっと早く結果を出せたものを・・・。

 このような症例からもわかるように、なかなか改善がうまくいかない・もしくはその場はよくなるけども日常のある時点で悪くなる・・・ということが続くようなら、治療法だけでなく是非、日常も見直してみて欲しい。

そうすることで治療効果が維持できたり、ばかりか施術を受けずに自分で改善してしまえることだってあります(今回のケースでは傷口の癒着が問題にもあるので施術は必要でしたが。)。

もし、これを読んでいるあなたが治療院に通っていて『なんかここまではよくなるけども、それ以上にならないんだよねー』と悩んでいるなら一度担当の先生に日常のことも相談してみましょう。

 以外な部分に改善の糸口があるかもしれませんよ。

なかなか改善しない腰・脚のダルさでお困りの方へ
腰・脚のダルさの整体ページ

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

横隔膜が問題だった逆流性食道炎

年齢43歳 性別男性 職業 営業 所在地 京都府宇治市

主訴 背中と首の痛み

 首肩背中

概要 慢性的な背中と首の痛みに悩んでいた。マッサージをすればその場は改善するものの寝て起きると症状がひどくなる。時に頭痛が起こることもある。

検査|左の背中に強度の緊張

座位での姿勢の乱れあるものの、首に強固な硬さはない。
左の背中に強度の緊張がある。
食生活が乱れがあり、外食が多い。

本人に自覚はなかったものの、質問すると胸焼けや逆流の反応があった様子。

胃・消化器系のツボ・反応点を探ると強い痛みがある。

腹部の触診を行うと、横隔膜の強い硬さを認める。

施術
一ヶ月目(週に一回ペース)

逆流性食道炎による内臓反射が原因と判断。

寝不足による回復過程の遅れが見られたため、頚椎と骨盤を触れる程度の力で調整。

その後、脈を見ながら胃の反応点を鍼灸治療施行。

最後に逆流性食道炎による胃液逆流の原因の要因になる横隔膜の調整を行い、横隔膜のズレを矯正。

日常では逆流性食道炎を助長する、油もの、小麦、糖分のとり過ぎを控えること。

よく噛んでものを食べること。

食後二時間は胃液の逆流を避けるため横にならないこと。

就寝時は背中に10°程度の傾斜を加えるよう指示。

食生活に気をつけた途端に背中の張りがどんどん消えていくことを自覚する。

このことより、やはり原因は逆流性食道炎が関与していたと確信する。

二ヶ月目(2週間に一回のペース)

背中のはり、首の痛みがほとんど感じられなくなる。

また食生活の改善に伴い、普段から感じていた疲労感が改善していく。

加えて、一ヶ月前よりも体重の減少が見られ身体がほっそりとしてきた。

『やっぱり食事って大事なんですね。』と感心する。

一ヶ月目同様の逆流性食道炎專門の施術を継続。

引き続いて前月に指導した注意事項を遵守してもらう。

三ヶ月目(月に一回のペース)

当治療院の卒業認定を行うための確認施術。

胸焼けや胃部不快感などの逆流性食道炎特有の症状は落ち着いている。

今では食べたかった味の濃いものを適度に食べても背中の痛みが見られないため、卒業認定をする。

恐らく、ここからは食生活に気を付けていけば症状は出ないでしょう。

※別症状での来院あるため月一回のケア施術は行うものとする。

解説|意外と自覚していない逆流性食道炎による身体の症状

意外と自覚していない逆流性食道炎による身体の症状

内臓疲労 

当治療院には『逆流性食道炎をなおしてほしい』といった直接の来院は少ないです。

どちらかというと『慢性的に背中が痛い』『ずっと肩がこっている』というように逆流性食道炎が原発になっての二次的症状での来院が多いです。

そういったケースの方々の話をよくよく確認していくと、殆どが食生活の乱れや過食が見られます。

これを見ている方で以下を見て『あ!これ自分のことだ』と思う方は要注意です。

  • 早食いである。よく噛んで食べない。
  • 食べてすぐ横になる(1時間以内)。食べてすぐでも身体の左を下にして寝れば大丈夫と思っている。
  • 外食が多い。
  • お腹がいっぱいになっても、気持ちの上で満たされずチョコレートなどを食べすぎてしまう。
  • 朝の起き抜けに胸や喉の違和感がある。
  • えづく事が多い。
  • げっぷがよく出る。

一つでも当てはまる方はその背中の痛みが逆流性食道炎による可能性があります。

このような方は

  • 口に物をいれたら10回は最低でも噛む。ゆっくり食べる。
  • 食べた後、横になりたい気持ちをぐっと我慢して椅子に背筋を伸ばして座る。帰りが遅くてそんな時間がないという人はご飯を食べない。もしくはおかゆと汁物程度にする。
  • 外食を控える。
  • 間食をしない。
  • 就寝時は胃液の逆流を防ぐために、座布団などを背中に入れ上半身を起こす。

こんな取り組みをしてください。

これだけで身体が変わってくることもあるでしょう。

まあ、偉そうに書いてますが、私自身が逆流性食道炎の経験者で自分がこういった取り組みを行って症状を改善できたので実体験を元にしています。

総括

食べ過ぎ

最近の食生活は昔と違い『生きるため』ではなく『嗜好品』的な側面が強いように感じますね。

いかに美味しいもの・すきなものを食べるか・・・ということに着眼がおかれています。

これは本来の食事の目的から外れているように私は思います。

このように過ぎたものが身体に害を及ぼすことはガンや病気なら想像がつきますが、肩こりや背中の張りなどからは思考的にリンクしない部分があります。
ですからこういった事実が浸透していけば、肩こり・首痛や背中の張りに悩む人が少なくなるでしょう。

何年も改善しない首痛・肩こり・背中の張りで悩んでいる方へ。

逆流性食道炎專門整体ページ
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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

4日後の大会に痛みを取りたい!ランナーのアキレス腱周囲炎

17歳 女性 学生 島根県 

主訴 アキレス腱周囲炎

アキレス腱炎 

概要|二週間ほど前から右のアキレス腱に腫れ

島根県のマラソンランナー。京都に遠征できており4日後に大会の予定。
二週間ほど前から右のアキレス腱が腫れ、走れるものの痛みがあり記録を出すことに不安が残る状態。
練習では伸縮テープでアキレス腱の保護をしながら走っている。

以前に学校側からケアの依頼を受けており、京都の遠征日に合わせ来院する。

検査|強度の右アキレス腱の腫れを認める

強度の右アキレス腱の腫れを認める。

立位にて体幹が右側に傾いており、重心が全体に右よりなっている状態。
以前に左足舟状骨疲労骨折を起こし、その後の弊害と思われる。

歩行を行っていても痛みは出ないが、走行時に強い痛みあり。
また、歩行走行時に右足の接地時間の長さを認める。

施術

初回

典型的なアキレス腱周囲炎の痛みと判断。
根本原因は体幹の右へのゆがみ。
本来なら過去の原因を辿り、右足の疲労骨折部→股関節→体幹の矯正→右足の調整を行う必要があるが来院出来る期間が2日間しかないため、局所治療に専念する。

アキレス腱部の負担を取るため

まずは体幹のゆがみ調整→アキレス腱部の痛みに変化なし

右足首の調整→アキレス腱部に軽度の変化あり

ふくらはぎ・アキレス腱部の特殊整体を施行

→10ある痛みが4/5まで低下。

湿布やアイシングは必要のないことを伝え初回はここで終了とする。

二回目(翌日)

痛みは半減したままで朝の練習を行えたとの報告を受ける。
恐らく、現時点で取れる痛みの幅はここまでが限界で大会までの時間経過とともにアキレス腱周囲炎の痛みが減少していくことを伝える。
施術効果の維持・促進・腫れの軽減を目的に鍼灸治療を施行。

大会に備えての練習の注意事項を伝え施術終了とする。

解説|たった一回の施術で痛みを半減できた理由。

たった一回の施術で痛みを半減できた理由。

当整体院独自の整体法を用いたから。

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基本、アキレス腱周囲炎のような繰り返し損傷は『安静』により痛みは消失していきます。

しかしながら、スポーツ選手は基本的に安静には出来ません。
なぜならスポーツ選手は常に結果を出し続けることが求められるからです。
そして何より本人が『やりたい!』のです。

私自身、過去に柔道・格闘技での選手経験があります。
その経験の中でたくさんの怪我を経験しました。
中でも試合中にヘルニアが悪化し、立てなくなった後の後遺症はひどいものでした。
しかし、辛かったのは後遺症が残ったからではありません。
『やりたいのに痛くてできない・・・』

この悔しい思いが一番辛かったです。

とまあ、私の過去の経験はどうでもいいですが、アスリートのための短時間で結果を出す特殊整体法はこうした経験から開発しました。

この整体法は特にアキレス腱周囲炎のような『局所の痛み』に有効です
局所の痛みを取るだけならケースにもよりますが3回以内で痛みを最低でも半分以下にすることが出来ます

ただし、根本的な原因は今回のアキレス腱周囲炎のように患部だけにはありませんのであくまでも『短期的な』治療法になります。
しかしながら、今回のようなケースでは根本的な治療は求められていません。

大事なことはタイミングに合わせた施術をどういった人に提供するかです。

総括

もし、これを読んでいるあなたが『大会までに時間がない。でもこの痛みを取りたい。』と考えている運動選手なら、ぜひ一度当整体院に相談して欲しい。
最後まであがいてみると、その痛み意外となんとかなるもんです。

大会まで一週間以内の痛みに悩んでいるアスリートへ

スポーツ障害專門整体ページ

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

ヒアルロン注射・電気でも改善しない変形性膝関節症の痛みは背骨で改善!

79歳 男性 京都市東山区 

主訴 両方のひざ痛(変形性膝関節症)

 膝痛

概要|整形外科にて変形性膝関節症の診断

数年前から両ひざの痛みに悩まされ、整形外科にてレントゲン診断を受け【変形性膝関節症】の診断を受ける。
ヒアルロン酸注射・整骨院でも電気・マッサージを受け続けるも大きな変化なし。椅子から立ち上がる際、長時間の平地での歩行、坂道を歩く、などの動作で強いひざ痛が出現する。一向に改善しないひざの痛みから将来的に歩けなくなるのではないかという不安にさいなまれ、当整体院に希望を持って来院する。

検査|立位にて強い骨盤の後傾と変形によるO脚と認める

立位にて強い骨盤の後傾と変形によるO脚を認める。
痛みは両膝関節の内側に限局。

屈伸動作にて痛みが悪化、関節可動域の減少を認める。

施術
初回~四回目(週に2回のペース)

典型的な変形性膝関節症による痛みと判断。
しかしながら、痛みの原因は重心軸の崩れによるもので膝自体にないものと考える。

重心軸を戻すため、骨盤・頚椎・背骨の順に矯正。

今までが強い力での施術を受けてきたため、弱い力での矯正に不安を覚える。二回目まででひざの痛みに対して変化なし。

三回目より同様の施術で立ち上がり・平地での歩行時のひざ痛に改善見られる。
四回目坂道の歩行でのひざ痛改善。

五回目~七回目(週に1回のペース)

骨盤~頚椎に安定的に緩みが出だし重心安定。
この頃より股関節の矯正を開始。
五回目で立ち上がりのひざ痛消失。
七回目で坂道の歩行時ひざ痛消失。

この頃より再発予防を見据え、ひざ痛改善の筋力トレーニングを自宅で行ってもらう。

八〜十二回目(2週に1回〜月1回)

ひざに痛みを感じること無く、生活・旅行などを楽しめている様子。
経過を見ながら再発の確認をしたが、安定しているため十二回で施術終了とする。

解説|変形性膝関節症でも膝を触らずになおせた理由

変形性膝関節症でも膝を触らずになおせた理由。

→変形していても痛みの原因が別にあったからです。

 足が痛い

よく世間ではひざの痛みを【歳のせい】【つか痛み】などといいます。
病院でも【上手に付き合う】ことを進めている場合があります。これらもケースによっては正しいでしょう。
しかしながら、今回私が担当したケースは明らかに膝自体に原因がないことが予想できました。
それは『背骨に異常な硬さ』を認めたからです。

 多くの場合、座った状態で背骨を後方から前方に押すとしなりが起こります。
しかし、今回のケースではそのしなりがほとんど起こらない状態でした。

背骨が固くなる・しならないと・・・

竹

しなる状態は身体の負担を逃がせる状態です。

しかしながらこれが固くなると、その分の負担が何処かに出てきます。
今回のケースでは変形性膝関節症も相まって、その負担がひざ痛に繋がったようです。

(すべての人がひざに出るわけではありません。)

総括

歳のせいだから、膝が変形しているから

このように変形性膝関節症の痛みに対して、ある種諦めを持っている方って非常に多いです。
ところが、私の経験上は変形性膝関節症と痛み自体がリンクしないことって結構あります。

もし、変形性膝関節症の痛みで歩くのも辛い、もう歳のせいだからと諦めているなら一度当整体院に相談してみて欲しい。

意外となんとかなるもんです。

どこに行っても改善しない変形性膝関節症の痛み

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痛みが取り切れるまで半年を要した膝痛

65歳 自営業 京都市東山区

主訴 歩くのも痛い左膝痛

 足が痛い

概要|重量物を持ち歩き回ることが多く膝痛に

八百屋を一家で自営しており、日常で重量物を持ち歩き回ることが非常に多く、それが原因で膝痛を発症。

我慢し続けてきたのでいつからとはもう思い出せないほど。

最初は立ち上がりや階段の降りで痛みを出していたが、現在では歩いているのも辛いほど痛みが強くなる。
整形外科や近くの整骨院に通院するも変化が見られない。
どこにいっても『変形性膝関節症』『歳のせいだから』と言われ、本人もそれを受け入れている。
息子が当整体院に通院して数回で症状が改善したため紹介を受け来院に至る。

検査|膝関節の全方位に痛み

膝関節の内側・外側・前面・裏面と全方位に痛みがある。
特に内側と裏面に強い。
腫れが強い。
膝は立位のときのみしゃがみこんで曲げると痛む。
仰向け・うつ伏せで膝を曲げても痛みは見られない。
しゃがみ込む際、骨盤(臀部)が大きく右にそれていたため、骨盤を左に振るようにしゃがむよう指示すると痛みが見られない。

施術

初回〜一ヶ月目

骨盤の変位による関連性の膝痛と判断。
回復過程を促すため、頚椎と骨盤調整・鍼灸治療を施行。
週に1回〜2回のペースで来院する。
この時点で痛みの度合いが10段階のうち、5まで低下。

仕事中に歩いて痛くなるということがなくなる。(長時間労働が続いた際は痛む。)

二ヶ月目

痛みの度合いが10→3へ

結果が出ているため、前月と同様の施術を繰り返す。
歩行時の痛みはこの時点ではなくなるが、しゃがみこんだときの膝痛が残存する。
前月と同じ来院ペース。

三ヶ月目

痛みが10→1へ

『痛みがない生活が信じられない。』と感動している。
通院ペースは前月同様。
しかしながらしゃがみこんだときの膝痛・施術後には改善あるも翌日には維持ができず変化なし。

普段の仕事において多忙になっており、状態の変動も見られやすかった。

四ヶ月目

歩行時の痛みはないものの、膝の内側一点のみに痛みが残存。しゃがんだ際に見られる。
状態の安定が見られたため、施術方針を変更。
骨盤を強く引っ張る筋肉に対し長時間のはり治療を施行(痛みはなく本人は治療中に眠ってしまうほど)。
その後、骨盤調整行う。
しゃがみこんだときの膝痛が消失する。

5〜6ヶ月目

2週間に一回ペースでの来院。
来院ペースを落とした理由は自宅でゆっくりする時間を作り疲労回復に努めてほしかったため。
しゃがみこんだ際の痛みは時に見られる程度。
それも業務で動き回ることが多くなったときのみ見られるまでに改善。
今は全くストレスはないとのこと。
6ヶ月目の途中で施術は終了とする。

現在は逆流性食道炎の施術で通院中。

解説|なぜ、これほど改善に時間がかかったのか?

なぜ?これほど改善に時間がかかったのか?
ご本人の生活習慣で変えられない部分があったから。

基本的に身体が治る過程には、回復過程が必要になります。

睡眠
ところが生活習慣の中でやむなくこの回復過程が促進されない場合があります。
その原因の多くが、過労であったり、食べ過ぎであったり、ストレスであったりします。
こんな風に書くと『それ言い訳やろ?』という風に思われるかもしれません。
ただ、これをこんな風に考えてみてください。
過労がさなった、食べすぎてしまった、ストレスを毎日感じる。その結果、病気になった・・・更に無理を続けた結果、悪化・入院した。こういうことって昨今では聞き慣れた言葉ですよね?

膝痛を中心とした身体の痛みも同じです。
今回の場合は間違いなく過労・睡眠時間の不足(12時に寝て4時に起きる生活。)が身体の回復過程を遅らせていました。

しかしながら仕事のスタイルを変えるわけには行きません。
このような体内環境で如何に結果を出すか?

今回、回復までの時間が長引いたのはこういった状態でも膝痛に結果が出る体内の環境づくりに時間がかかったからです。

なぜ、最初から長時間のはり治療をしなかったのか?

→改善して行く順番があったから

立体パズル

文章だけみると、四ヶ月目で一番いい結果が出ています。『じゃあ、最初からそれやったら良かったんちゃう?』と思われるかもしれません。

が、答えは『NO』です。
そこまでに積み重ねてきた整体の効果があったからこそ、鍼灸が効果を出したのです。
恐らく、最初の時点でこのような治療をしていても膝痛に関して結果は出なかったでしょう。

総括

いつもは『●●回で改善しました!』のような記事が多いですが、このように状況によって、または症状によっては長引くことがあるのも事実です。
ただし、私は長期戦になることを予測していましたし、しっかりと説明していたので膝痛の方も安心して施術に臨めたと思います。
もし、これを読んでいるあなたが今受けている整体で結果が出ていない、これで大丈夫なのかな?と不安を感じたならその先生に一つ質問してみましょう。
『これってよくなってるんですか?』

この質問に対して自信を持って『大丈夫!』とか状態を説明してくれて『今はこういった段階です。』と答えてくれるなら信じていい先生だと思います。
そこでしどろもどろになる先生なら治療計画を改めてもらうか、通院を考え直したほうがいいかもしれませんね。

なかなか治らない膝の痛みに不安を感じたら・・・

膝痛改善整体ページ

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三ヶ月以上改善しないムチウチ 痛みの原因は足首にありました。

34歳 男性 デスクワーク 滋賀県大津市 

主訴 むち打ちによる首の痛み,腰痛

 

概要|三ヶ月前に追突事故、首・腰の痛みが改善しない

来院の三ヶ月前に追突事故を起こされ、首・腰に強いうダメージを受ける。救急病院に運ばれ【むちうち】の診断を受け、病院へ三ヶ月間リハビリ通院。
リハビリ内容は頸部の牽引と痛み止めの処方のみ。
これを続ければ改善すると言われ信じて通院するも、一向に改善せず。

知り合いに紹介され当整体院を勧められるも、最初は料金のことを気にしており、来院を渋っていた。
しかしながら、痛みが段々と強くなり背に腹は変えられないという思いから意を決して来院する。

検査|動作・安静時、どちらも痛みが生じる

動作・安静時、どちらも痛みが持続的に見られる。
特に首を回す動作で首に強い痛みが生じる。

腰にも同様の症状が見られる。
ただし、頸部・腰部にこれといった以上を認めず。
アキレス腱に強い緊張を認めたため、足首を簡易に矯正すると頸部・腰部ともに痛みの軽減を認める。

施術

初回

アキレス腱・足首の骨のズレによるものと判断。
回復過程を促す、頸部と骨盤の矯正を行い、その後足首を調整。
痛みに大きな変化ないも首の動きがスムーズになる。
初回はここで終了。
食生活の乱れか、胃腸の硬さを認める。
胃腸症状は左背部・肩の緊張を産むため油もの・外食を控えるよう指示。

二回目

『これと言ってかわりがありません。』という訴えあり。
しかしながら、首や腰の動きに変化が出ているので回復過程が進んでいると思われる。

前回と同様の手技と胃腸症状を回復させる鍼灸を施行。
本日はここで終了。

三回目

『イマイチ治療効果がわからない。これで大丈夫なんでしょうか?』と本人より質問がある。
身体に変化が出ているも治療効果が実感できていないことに不安がある様子。
検査をすると可動域が正常化してきているため問題ないものと判断。
心配がないこと。本日より痛みの軽減が見られることを告げ、前回と同様の施術を行う。

四回目

『前回から痛みがほとんどない。』と報告を受ける。
痛みが長期に続いていると、痛みがない状態は逆に不安になるのであろう。
ようやく身体の回復過程が追いついて来た様子。

五、六回目

痛みがなくなった様子。
しかしながら、業務多忙のためか疲労の色が濃く見られる。
恐らく回復過程を遅らせていたのはこの疲労のためである。
手技よりも疲労を抜くための鍼灸治療を行う。

痛みが取れたため、以降は月に一回程度経過観察を行い施術を終了するものとする。

解説|なぜ?むち打ちなのに足首?

なぜ?むち打ちなのに足首?

一般の人では『?』と思うことも多いと思います。
施術家でも経験が少ない人は首ばかりに原因を求めるでしょう。
病院の先生ですら首しか見ていませんからね。

しかしながら、私からすればそれこそ『?』です。
そもそも三ヶ月間も首にアプローチをしていて改善が見られていないわけですから、いつまでもそこにこだわっている方がおかしいです。

ムチウチで足首に影響が出るケースは多々あります。

足を踏ん張る事によって足首がずれる

追突事故に見舞われた場合、足を強く踏ん張るケースがあります。
この際、強い外力が加わることによって足首の関節がずれ込んでしまいます。
足首がずれ込むと、足首・アキレス腱部から首のラインまで伸びている筋肉の膜『筋膜』が強い損傷を受け首に影響を及ぼします。

首の強い前後運動。筋膜が引き伸ばされ、足首の骨がずれ込む

これは1.の逆のパターンですね。首の動きが足首の筋膜に影響して足首の骨をずらしてしまう。

この二点が相乗効果で首→←足首に影響を与えています。

よくなっているのに痛みが取れない理由

これは結構あるパターンです。

回復=痛みが取れる。

というイメージがありますが、すぐにこのような状態になるわけではありません。
ころんで膝を打ち傷ができた時をイメージしてください。

最初は傷口が痛い上に、歩くのも辛いはずです。
この状態が回復していく段階には、まず動きがよくなり、かさぶたが出来、痛みが取れる。と言うように段階を踏む必要があります。

整体で取り扱う痛みにはこのように傷口が見えないため、治っていく過程を見える化出来ない部分があります。

プロの治療家であってもこういった過程を頭に入れておらず、症状が取れないことに焦りを感じて自分の治療法を信じることが出来ないことがあります。

ですので、この時に治っていく過程に対してしっかりとした指標を持っているとあせることがありません。

今回の場合は『可動域の改善が見られたこと』が指標になっています。

総括

もし、この記事をご覧のあなたがいつまでも治らないムチウチに悩んでいて治ることを諦めているなら一度ご自分の治療法と原因を疑ってみたほうがいいでしょう。

原因がないところをいつまでアプローチしても結果がついてこないのは明白ですから。

平均一ヶ月以内でムチウチの痛みを改善する。

ムチウチ改善整体

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

逆流性食道炎が原因の肩こり

54歳女性 事務 京都府南丹市

 

主訴 首・肩こり

首肩背中 

概要|強い肩こりと首の痛み

もともと外反母趾の矯正のために退院していたが、仕事柄うつむく姿勢が多く何十年も前から強い肩こりと首の痛みに悩んでいた。
以前は他の整骨院で施術を受けていたが、今回はついでだと思い首・肩のこりを相談する。

検査|左の背部のみ硬さが見られる

肩こり・首の痛みがあるということでそれぞれの筋肉の硬さを確認するが一向に硬さが見られない。
左の背部のみ硬さが見られ、最近胃の調子がすぐれないとのこと。
消化器系のトラブルを疑い、食生活・食べ物の話を中心に問診を進め【逆流性食道炎による症状】と判断する。

施術

初回

身体の回復過程を促すため頚椎の調整と骨盤の調整を施行。
その後、食道の反応点を調整する。
初回はここで終了。
本人は『全然スッキリしていないけど・・・』と不安に思っているがこれで問題ないと伝える。
この日より、油もの、小麦の摂取・砂糖の摂取を控えるよう指示する。

 二回目

大きな変化なし。前回と同じ調整に加え消化器系を回復させる鍼をツボに三本のみ使用する。
二回目はこれで終了。
食べたいものが食べられないことに少しイライラしている様子。

三回目

肩こり・首コリが以前の半分以下の状態まで回復する。
『嘘みたい・・・』と本人も感動しており、周囲に食事制限の大事さを伝えているとのこと。
本日も前回と同様の治療を行い施術終了。

四回目

肩こり首の痛み消失。
肩こりはもう人生で一生付き合っていくものだと思っていたため、なくなるなんて夢にも思っていなかったとのこと。

肩こりと首コリは消失したが、逆流性食道炎の治療は継続的に行っていく。

解説|「こってますね」は要注意!肩・首こりではない場合も

思いっきり筋肉を強くもまれ『こってますね!』と言われた場合は要注意。肩こり・首こりでない場合があります。

悩み

当整体院に来られる方で、美容室に行って『すごくカチカチですね。』と肩を揉まれて初めて自覚した・・・という方がおられます。
この方も初めはそうだったそうです。
そこから肩こりを自覚するようになり、しんどさが増していく・・・。それを解消しようと整骨院・整体院・マッサージにいき改善が見られる。

これ自体は自分の健康面に気づいたということで非常にいいことだと思います。
ただし、殆どの場合が首と肩のこり・硬さのチェックがしっかりとできていないのが現状です。
私が今回検査した結果も決して筋肉の硬さが見られることはありませんでした。
それは偏に触り方の違いにあります。
肩こりや筋肉の硬さをチェックするには触れる程度の力で検査をしなければ正しい反応は得られません。
これを力任せにグイグイすると筋肉自体が身体を守ろうと防御反応を起こし余計に筋肉が固くなります。
つまり、いわゆる『こってますね』という状態は、術者自信が作り出していることもあるのです。

逆流性食道炎と肩こり・首こり

これは以前の症例でもご紹介した『内臓体制反射』が起因しています。

内臓疲労

内臓体制反射は内臓自体に負担がかかった場合、その臓器を守ろうとするため隣接する筋肉が固くなる・・・という反応です。
逆流性食道炎の場合、食道は範囲が広いので首〜背中にかけて反応が出ることがあります(多くの場合消化器系の反応は左の背中に硬さを出します。)。
こういった場合、肩をどれだけ一生懸命揉んでも、次の日には悲しいくらいにもとに戻ってしまいます(私自身が過去に経験したので間違いありません)。

ですので、逆流性食道炎が起こっている時に肩こりを感じる場合は『食事制限』を行って食道の負担を減らすことが最も有効になります。
なにせ、食道の炎症ですから・・・。

制限するものは油もの・小麦・砂糖が重要と私は考えています。

総括

このように検査での触り方一つで結果に大きく差が出てきます。
多くの方が勘違いしていますが、肩こりはあって当たり前ではありません。
無くて当たり前なのです。
生涯のものではなく、今回のようになくなっていきます。
もし、これを読んでいるあなたが肩こりが治らないと考えているなら、一度当整体に相談して欲しい。
その結果を変えていく技術と自信は持ち合わせています。

治らないと思っている肩こりがきえていく

肩こり改善整体ページ

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

『今回の腰痛はいつもと違う』マッサージを受けたら悪化したギックリ腰

年齢41歳 性別女性 職業 サービス業 所在地 京都市東山区

主訴 腰痛

 

概要|寝返りも打てないほどの腰痛を発症

来院前日に寝返りも打てないほどの腰痛を発症。『腰痛がいつもより強いな』程度に考えていた。
いつもは腰痛が起こればマッサージに行っており、この日も仕事帰りにマッサージを活用。
しかしながら、マッサージを受けた後に腰痛が悪化。

『これはいつもの腰痛とは違う。』と思い、治療が必要と考え当整体院へ来院する。

検査|特定の動きでの痛みの訴え

特定の動きでの痛みの訴え。
腰を回す、仰向けで寝る、寝た状態から起き上がる際に痛みが強くなる。
マッサージにより症状が悪化しているため、腰に原因がないものと判断。
触診により、下腹部の一部を圧迫(卵巣付近)すると腰を回したときの痛みが著明に現減少見られる。

施術

上記より、婦人科系の問題によるギックリ腰と判断。
本人にギックリ腰と告げると『え?これがギックリ腰なんですか?』と驚いた様子。

骨盤と頚椎の調整を触れる程度で行い、脳脊髄液の循環を促し生理学的な回復を計る。
この後、腰を回したときの痛みが激減する。
次に衣服の上からお腹を圧迫し卵巣を調整。

調整後更に痛みは減少。

起き上がり動作時の痛みも減少。

治療はここで終了。

 根本改善にはあと3回ほどの治療が必要という説明をするも『仕事の都合で続けるのは困難』とのこと。
しかしながら、自分にはマッサージでなく治療が必要だったんだと施術の必要性を実感し帰宅する。

解説|内臓体制反射が原因のギックリ腰

以前の腰痛にも見られたケースですが、今回の腰痛も内臓体制反射が原因のギックリ腰でした。

生活習慣やストレスによってホルモンバランスが見られる人には多く見られます。
内臓を守ろうとする筋肉の働きによって筋肉が固くなり、それに加え冬の寒さが影響しギックリ腰を起こしたものと思われます。

ギックリ腰はマサージでは改善しない!?

ギックリ腰は腰の炎症所見です。
ですので、多くの場合はマサージによって悪化することがあります。
何故ならマッサージを行うと患部の循環が良くなり余計に炎症が強くなるからです。

ズキズキする腰痛は要注意!!

マッサージしてはいけない腰痛は基本的に重だるいというよりも『動くと痛い』『ズキズキ痛い』という症状が見られます。
重だるい場合にマッサージは有効ですが、このような場合は一度専門家の受診をオススメします

もし、この記事をご覧のあなたが『今回の腰痛はいつもと違う。』『なんだかズキズキ痛い』と考えたらなら一度腰痛の原因をしっかりと探ってみたほうがいいでしょう。
最初の処置を誤るとギックリ腰は悪化してしまいます。

ズキズキ痛いギックリ腰を改善するなら

 ギックリ腰専門整体ページ

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

10年以上どこに行っても治らなかった腰痛の原因は手術痕。原因を突き止めればたった3回で腰痛は変わります。

主訴 腰痛

概要|10年以上前からの腰痛

もともと外反母趾の痛みで来院していた。同時に腰痛もあるという訴えあり。

外反母趾の痛みが改善し一段落したため、腰の施術を開始したいと本人より訴えあり。

腰の痛みに関しては、約10年以上前から存在し、近所の整体でマッサージを受けていたが一向に改善しない様子。

検査|腰の運動痛・自発痛が常に見られる

腰の運動痛・自発痛が常に見られる。

左腎臓の位置異常を認める。→過去の移植によるもの。

移植時の大きな手術痕あり。

施術

初回

検査結果より、腎臓移植時の手術痕が原因の腰痛と判断。

手術跡の手による調整を行う。

腰の筋肉の硬さの減退、腰痛の減弱を認めたため初回はここで終了。

二回目

腰痛が以前とくらべ10→5へ低下。

『今までマッサージとか鍼とかなにしても変わらなかったのに嘘みたい。』

と、報告あり。

今回は腎臓移植部の手術痕に対し鍼を施行。置鍼後、腰痛の大幅な減弱を認める。

三回目

腰痛が10→3まで低下。

二回目と同様の施術に加え、腎臓矯正をごく軽い力で施術する。

以降も同様の施術を行うが、治療自体は経過観察・再発防止も含めあと6回で終了とする予定。

解説|手術の痕って腰痛に関係あるの?

答え オオアリです。

この時期になると、帝王切開や腹部の古傷の痕が原因の腰痛が増えます。

この時期に増える原因はおいておいて、まずはなぜ、手術跡が腰痛に関連しているのかを解説します。

身体を連結している膜上の組織として、目に見えるものは皮膚です。加えて、見えない部分で連結している膜上の組織は最近TVでも紹介される『筋膜』です。

これら2つを傷つけた(手術などで)場合、かならず皮膚や筋膜を縫い合わせる工程が加わります。

縫い合わせると、その部分の皮膚や筋膜は引っ張られる形で縮み上がります。(シワができる)

縮み上がった皮膚や筋膜が、身体の組織を引っ張り続け、結果として身体にゆがみを引き起こし今回のような腰痛が引き起こされてしまうのです。

また、この時期にそういった腰痛が増える原因は『冷房』。

帝王切開や手術跡が原因で縮み上がった皮膚が冷やされることにより、余計に縮み上がりゆがみをきつくしてしまう。

このような理由で夏場に手術痕が原因の腰痛は増えてしまいます。

もしコレをご覧のあなたが

●どこに行っても治らない腰の痛みで悩んでいる。

●過去に帝王切開や子宮筋腫の手術の経験がある。

●冷えると腰痛が強くなった。

こんな経験があるなら、一度当整体院までご相談下さい。

あなたの腰痛が意外な形で期前していくかもしれませんよ。

10年以上改善しない腰の痛みでお困りなら

腰痛専門整体ページ

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。