小林院長のブログ

女性ホルモンの乱れによるテニス肘改善例

                     39歳 女性 デスクワーク 京都市南区

主訴 テニス肘(外側上顆炎)

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概要|テニス肘、ヒアルロン酸注射で痛みの減少なし

20歳の頃から趣味で毎週テニスをやっている。

ところが、2ヶ月前程から肘の外側が痛み出し、1週間経っても痛みが引かないので、心配になりまず病院に受診する。

診察の結果、テニス肘と診断され、ヒアルロン酸注射と湿布を処方されるが、痛みが減少しないので、今回来院に至る。

また最近、仕事が激務で日々の疲れが取れないとのこと。

検査|疼痛部位は右上腕の外側上顆から前腕にかけて

疼痛部位は右上腕の外側上顆(肘の外側)から前腕にかけて。

ヤーガソンテスト陽性、トムソンテスト陽性(整形外科的検査)

自律神経の乱れを認める。

子宮の硬さをを認め、ホルモンバランスの異常あり。

骨盤に前傾を認める。

施術

初回

検査より、問題はホルモンバランスの異常による自律神経の乱れであると考える。

ホルモンバランスを整えるの目的で、自律神経の調整と子宮の調整を行う。

施術後、痛みが減少。

初回はここで終了。

2回目(初回より7日後)

肘の痛みは少し減少している。

ホルモンバランスを整えるため、前回と同様自律神経の調整と子宮の調整を行う。

さらに、内臓の血流改善の目的で手首に鍼施術を施行する。

 3回目(初回より14日後)

前回と同様の調整と鍼を行う。
また、棘下筋に緊張が強く見られたため調整する。

4回目(初回より21日後)

PS10→6

前回と同様の内容に加え、骨盤を調整。

5回目(初回より28日後)

この時点で痛みの度合いが10→3

痛みの範囲が初期は肘〜前腕に見られた範囲が肘のみになる。

引き続き、前回と同様の内容で施術を行う

6回目(初回より35日後)

痛み消失。

日常生活、テニス中の痛みもほぼ感じないと大変喜んでいる。
引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。

7回目(初回より42日後)

痛みの再発もほぼ見られない。

施術までの検査で子宮の硬さもすっかり改善しており、また本人によると最近、性周期が整ってきたとのこと。

このまま状態が続けば、一ヶ月以内には卒業認定が出せるでしょう。

解説|テニス肘とは?

テニス肘とは?

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正式名称は外側上顆炎。

上腕骨外顆(肘付近)の周囲の痛みで、肘や手首の使い過ぎから発症します。

またテニスのバックハンドストロークの際に肘に痛みが出ることからつけられた症状名です。

症状としては、何か手で持ち上げた時に肘の外側から手首にかけて痛む、肘が曲がらない・伸びない、ドアノブを回す・タオルをしぼる動作をすると肘の外側から前腕が痛む・・などが見られます。

では、なぜ女性ホルモンがテニス肘と関係しているのか?

悩み

実は女性ホルモンには、筋肉と腱をしなやかに保つ作用があるからです。

日々のストレスや過労が続くと、女性ホルモンのバランスが乱れてしまい、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が低下してしまいます

このエストロゲンに、筋肉、腱、血管、骨をしなやかに保つ作用があります。

しかしながら、ストレスなどにより分泌が低下すると、筋肉、腱、血管、骨のしなやかさが保てなくなってしまい、その結果、硬くなり痛みが出やすくなります。

また女性ホルモンが乱れると自律神経も乱れてしまい、同じく関節周辺を支えている軟骨や筋肉が衰え、血行不良になりやすくなります。

ですから、今回のテニス肘のケースは、自律神経の調整、子宮の調整をしたので、女性ホルモンの分泌が正常になり、本来あった筋肉、腱のしなやかさが戻り、痛みが解消したわけです。

まとめ

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ストレスはもちろんのこと、産後や更年期は女性ホルモンが乱れやすく、エストロゲンの分泌が低下します。

ですから、30〜50代の女性はテニス肘になりやすい傾向にあります。

また、女性ホルモンの乱れから来る症状としては、テニス肘以外にも腱鞘炎や五十肩などがあります。

もしこれを読んでいるあなたが『肘、手首が痛いけど中々改善しない。』『痛みに加えて、女性ホルモンが乱れているかもしれない。』というなら、その原因は、女性ホルモンの乱れから来ているかもしれません。

テニス肘でお困りの方へ

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スポーツ障害専門整体ページ

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京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

頚椎が原因の偏頭痛改善例

                          35歳 女性 主婦 京都市下京区 

主訴 偏頭痛

頭痛

概要|疲労の蓄積から頭痛を発症

2ヶ月程前に新しい職に就き、慣れない環境ゆえ、体に疲労が溜まっていた。

その頃から頭痛が発症し始め、心配になり、脳神経外科へ行くもMRIで異常がないため、偏頭痛と診断される。

医師から偏頭痛の薬を処方されるが、飲んでも効かないため、「整体で改善できるところはないか?」と検索し、今回来院に至る。

検査|こめかみあたりにピリっとする痛み

こめかみあたりにピリっとする痛みが出る。

頚椎に硬さがあり、頚部伸展時の可動域制限を認める。

脳硬膜のねじれを認める。

脳脊髄液の循環不良を認める。

施術

初回

検査より、問題は頚椎にあるものと考える。

頚椎の硬さを改善する目的で、頚椎の調整を行う。
施術後、頸部伸展可動域が改善。

初回はここで終了。

2回目(初回より3日後)

現在のところ目立った変化はなし。

頚椎の硬さは残存している。

前回と同様頚椎の調整を行う。さらに、全身の血液循環をさせる目的で手首に鍼施術を施行する。

 3回目(初回より6日後)

日中の痛みが減ってきたとのこと。

前回と同様、頚椎の調整と鍼を行う。
また、後頭下筋群に緊張が強く見られたため調整する。

4回目(初回より10日後)

夜以外は頭痛をほぼ感じないと喜んでいる。

前回と同様の内容の施術。

また普段使用している枕が身体に合っていない可能性があったため、その枕の使用を中止してもらい、バスタオルで代用してもらう。

5回目(初回より23日後)

痛み消失。

頭痛がない生活を過ごせていると喜んでいる。

また枕をバスタオルに代用してから、首肩周りも楽になったとのこと。

頚椎の硬さが改善しており、頸部伸展可動域も正常になるまで回復している。

引き続き、前回と同様の内容で施術を行う

6回目(初回より33日後)

治療間隔を空けても増悪はなく、痛みもほぼ見られない。

ここからは3週間に一回定期的に確認し、再発がない状態へ導く施術を行う。

解説|なぜ、頚椎が偏頭痛の原因になるの?

なぜ、頚椎が偏頭痛の原因になるの?

悩み

それは頚椎が脳脊髄液の循環を阻害してしまうからです。

脳脊髄液とは、頭蓋骨と脳の間、背骨と脊髄の間を循環している液体で、脳や神経の栄養や老廃物を回収する役割をしています。

しかし、頚椎が硬くなることで脳脊髄液の流れが頚椎の場所で阻害され、頭蓋骨の中で滞ってしまいます。

その結果、脳への圧力が強まるため、頭痛の原因になります。

原因不明の頭痛の多くは、この脳圧の上がりすぎによって引き起こされます。

ですから、今回頚椎を調整した結果、脳脊髄液の流れがスムーズになり、脳圧が減少したので、頭痛が改善されたわけです。

まとめ

偏頭痛、群発性頭痛は病院に行っても、原因が分からず、薬を処方されるケースがほとんどです。

しかし皆さんもご存知の通り、薬を服用し過ぎると徐々に効かなくなり、また身体にも大きな負担がかかります。

ですから、もしこれを読んでいるあなたが『病院では異常なしと言われた。』『薬を手放したい。』というなら、一度当治療院に相談して欲しいです。 

あなたが抱えている頭痛の原因は頚椎かも知れません。

偏頭痛でお悩みの方へ

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頭痛専門整体ページ

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【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

膝の痛み改善事例

                          35歳 男性 立ち仕事 滋賀県甲賀市

主訴 膝痛

膝痛 右

概要|右膝に違和感、ピキッとなった瞬間激痛に襲われる

2〜3ヶ月前から、右膝に違和感を感じ始め、しゃがむ時に痛みが少し出るようになる。

日常生活、仕事に大きな支障が出ていなかったため、放置していたが、昨日、夕方頃、歩行中に急に「ピキッ」とした音が鳴った途端、激痛に襲われ、しゃがむことができなくなった。

明日、正座で仕事をしなければならないので、「出来るだけ痛みを取ってほしい。なんとかしてほしい。」とすがる思いで今回、来院に至る。

検査|疼痛部位は右膝内側

疼痛部位は右膝内側。

屈伸時や荷重時に疼痛を有する。

右股関節の歪みを認める。

施術

初回

検査より、原因は右股関節の歪みにあるものと考える。

右股関節の歪みを整える目的で、右股関節の調整を行う。
施術後、屈伸時の痛みが消失。

初回はここで終了。

2回目(初回より4日後)

時々、荷重時の痛みが少しある程度で日常では、ほぼ痛みを感じないまで回復。

まだ少し右股関節に歪みがあるため、前回と同様右股関節の調整を行う。
さらに、全身の血液を循環させる目的で肝臓のツボに鍼施術を施行する。

3回目(初回より13日後)

痛みはほぼなく、仕事も順調にできているとのこと。

前回と同様、右股関節の調整と鍼を行う。
また、足首の筋肉(腓骨筋)に緊張が強く見られたため調整する。

4回目(初回より20日後)

現在は長時間の正座や走ることもできると喜んでいる。

前回と同様の内容を調整する。

5回目(初回より30日後)

治療間隔を空けても増悪はなく、痛みもほぼ見られない。

ここからは2週間に一回定期的に確認し、再発がない状態へ導く施術を行う。

解説|膝に痛みがあるからと膝だけ施術するのはNG

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SOS!膝に痛みがあるからと言って、膝だけ施術するのは辞めましょう!

他の症例でも取り上げていますが、膝の痛みのほとんどの原因が膝自体にありません。

私の経験上、股関節に原因があることが多いです。

では、なぜ股関節の歪みが膝痛にの原因になるのか?

股関節は体の中心に位置する重要な関節で、全身のバランスを担っているからです。

股関節が歪むとまず骨盤に影響が出始め、そして全身の歪みにつながります。

全身の中でも、特に影響を受けやすいのが『膝』です。

骨盤から膝には前面に大腿四頭筋、後面にはハムストリングス、側面には大殿筋という大きな筋肉が付着しており、骨盤が歪むことにより、これらの筋肉に余計な緊張や負担が加わり、それが膝に影響します。

今回股関節の調整をすることにより、骨盤が整い、膝に対する負担やアンバランス感が解消でき、膝の動きや痛みが改善したわけです。

また、補足ですが、立った状態で膝を曲げると痛く、寝ている状態で膝を曲げると痛くない場合は股関節が原因になることが多いです。

まとめ

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膝が痛いからといって膝だけ施術をしても良くならないケースがほとんどです。

今回のように例え、膝に激痛があったとしても、原因が分かれば正しいアプローチによって早期に改善することができます。

もしこれを読んでいるあなたが『膝の痛みに対して湿布や注射でごまかしている。』『病院で膝には異常なしと言われた。』『膝の痛みがどこへ行っても改善しない。』というのなら、あなたの膝の痛みは股関節にあるかもしれません。

今まで治らなかった膝の痛みでお悩みの方へ

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膝痛專門整体ページ

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【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

頚椎が原因の腰痛症例

                           41歳 女性 介護職 京都市上京区

主訴 腰痛

腰痛

概要|人を抱きかかえた際、急激な腰の痛みが発生

10月中旬、介護中に人を抱きかかえた際、腰に急激な痛みが走り、その場から動けなくなる。

あまりにも激痛が続くので、病院に行くことにした。

医師から「ぎっくり腰」と診断され、絶対安静の指示の下、2日間入院することになる。

しかし退院後も腰の痛みがなかなか取れないということで今回来院に至る。

検査|立位にて前屈・伸展時に痛みが生じる

立位にて前屈・伸展時に痛みが生じる。

痛みの範囲は腰部全体。

腰部の筋肉の過緊張を認める。

頚椎の可動域制限を認める。

施術

初回

検査より、問題は頚椎にあるものと考える。

頚椎の可動域を出すために触れる程度の力で頚椎を矯正する。

施術後、立位前屈時・後屈時の痛みがほぼ消える。

本人は「え?どうして?」と驚いている表情。

初回はここで終了。

2回目(初回より7日後)

「腰の痛みはほぼない。仕事も順調にできている」。と喜んでいる。

頚椎の可動域も正常化しており、腰部の筋肉の緊張も見られない。

再発防止を兼ねて前回と同様頚椎の矯正を行う。

本人も満足しており、良好な結果が得られたため、今回で施術終了とする

解説|腰痛の原因が腰にあることはほぼない!?

腰痛の原因が腰にあることはほぼない!?

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なぜ、このようなことが言えるかというと、もし腰に原因があったとすれば、腰のマッサージや腰に電気を当てるなどしても改善するからです。

しかしながら、それで腰痛が改善するケースは少ないです。

ですから、痛みを引き起こす根本的な原因は、腰にないということになります。

今回のケースでいうと腰痛の原因は頚椎にありました。

では、なぜ頚椎が腰椎の原因になるのか?

それは頚椎と腰椎が連動して動いているからです。

この関係を専門用語でロベットブラザーと言います。

わかりやすく表現するなら『兄弟関係』ですね。

以下が頚椎と腰痛の関係図です。

ロベットブラザー:各脊椎の対応

頚椎1番  ー 腰椎5番

頚椎2番 ー 腰椎4番

頚椎3番 ー 腰椎3番

頚椎4番 ー 腰椎2番

頚椎5番 ー 腰椎1番

例えば、頚椎の1番にねじれがあると腰椎の5番にも同じ方向にねじれが生じたり影響を受けたりするというものです。

要するに、首が捻じれて固まってしまえば、腰も同様に捻じれて固まってしまうということです。

今回の患者さんはまさしくこれと同じことが起こっていました。

まとめ

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前の記事でも書きましたが、早期改善に一番重要なことは根本原因を見つけることです。

ですから、当院は検査を非常に重要としています。

問診で聞いたこと、痛む動作、各関節の可動域はもちろんのこと、内臓疲労の度合い、自律神経の状態など検査し根本原因を見つけていきます。

ちなみ今回の患者さんは前々から首の状態が良くなかったとのことでしたので、すぐに原因を見つけることができました。

もしあなたが「マッサージ、電気しても改善しない。」「施術後は良くなるけどすぐ戻る。」というのなら、あなたが悩んでいる症状の根本原因は意外なところにあるかもしれません。

マッサージしても改善しない腰痛でお悩みの方へ 

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慢性腰痛専門整体ページ

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頭蓋骨の歪みが原因のめまい症例

                    41歳 女性 立ち仕事 京都市東山区

主訴 めまい

頭痛

概要|起床時、頭がグラグラするようなめまい

2週間程前から起床時、頭がグラグラするようなめまいを感じる。

病院にて点滴、薬を処方されるも改善せず。

また、幾つもの病院行くも検査したところ異常なしと言われたため、

整体で改善するところはないかと検索し、当HPが目に止まり、今回来院に至る。

検査|仰向け、または起き上がる時にめまいを感じる

仰向け、または起き上がる時にめまい(グラグラ感)を感じる

頸部右回旋、右側屈時にめまい(フワフワ感)を感じる。

頭蓋骨の歪みを認める。

頸部筋の過緊張あり。

リンパ、脳脊髄液の循環不良を認める。

施術

初回

検査より、問題は頭蓋骨の歪みにあるものと考える。

頭蓋骨の歪みを取る目的で、頭蓋骨の調整を行う。
施術後、特に変化なし。

初回はここで終了。

2回目(初回より1日後)

特に変化は実感していない。

頭蓋骨のゆがみは残存している。

前回と同様頭蓋骨の調整を行う。

さらに、起き上がる時に出るめまいを緩和する目的で、めまいが出にくい起き上がり方を指導。

 3回目(初回より4日後)

前回よりめまいは緩和しているとのこと。

前回と同様、頭蓋骨の調整を行う。
また、今回から自律神経を調整する目的で鍼施術を行う。

4回目(初回より9日後)

仰向けの状態や起き上がる時のめまいが以前よりすごく楽と喜んでいる。

前回と同様の内容に加え、自律神経に深く関わりのある胸鎖乳突筋を調整。

5回目(初回より16日後)

現在は首を動かす時に少しめまいを感じる程度、以前に比べるとすごく調子がいいとのこと。

頭蓋骨の歪みが緩和しており、頸部筋の緊張も見られない。引き続き、前回と同様の内容で施術を行う

6回目(初回より23日後)

めまいもほぼ感じないまでに大幅に改善。
引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。

7回目(初回より29日後)

1週間経ってもめまいの再発はなし。

本人も大変喜んでいる。

今回も引き続き、前回と同様の内容で施術を行い、次回来られた時にめまいが再発していないようであれば、卒業とする。

解説|なぜ、頭蓋骨の歪みがめまいの原因になるのか?

「なぜ、頭蓋骨の歪みがめまいの原因になるのか?」

それは頭蓋骨の歪みが脳機能と深く関係しているからです。

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では、今から頭蓋骨の歪みとめまいとの関係性について説明していきます。

そもそもこれを読んでいるあなたは「え?頭蓋骨って歪むの?」と思ったのではないでしょうか?

実は頭蓋骨は一つの骨ではなく23個の骨がパズルのように組み合わさってできており、骨同士の間には関節があります。

しかし、この骨は日常の『ものを噛む』『姿勢が乱れる』『過度のストレス』などで簡単にずれてしまうことがあります。

このようなズレがあると、脳脊髄液の循環が悪くなります。

脳脊髄液とは、言葉の通り、脳と頭蓋骨との間、または脊髄に流れている半透明な液体です。

この液体は脳と脊髄の栄養素であり、老廃物を流す機能もあります。

しかしながら、脳脊髄液の循環が悪くなると、脳に栄養が行き渡らないわけですから、脳内環境が一定に保てず、脳から各神経に出す司令の伝達が遅くなります。

その結果、神経が誤作動を起こし、めまいが生じてしまいます。

まとめ

悩み

頭蓋骨の歪みはレントゲンでは写らないので見逃されるケースがほとんどです。

ちなみの頭蓋骨の歪みはめまいだけではなく様々な症状を引き起こす可能性があります。

例えば、耳鳴り・頭痛・頭重感・のぼせ・ホルモンバランス異常・不眠など様々です。

もしこれを読んでいるあなたが『めまいはあるのに検査しても異常がなかった』『めまいではなく上記の症状でも困っている』というなら、その症状の原因は『頭蓋骨のゆがみ』にあるかもしれません。

病院でも改善しないめまいでお悩みの方へ

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めまい専門整体ページ

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モートン病による足の痛み

                    51歳 女性 自営業 京都府与謝郡

主訴 右足裏・右股関節の痛み

アキレス腱炎 

概要|歩行時の足裏の痛み・股関節の痛みを発症

半年ほど前より、歩行時の足裏の痛みが出現。同時に股関節の痛みも出だす。

徐々に痛みは強くなり、来院の一ヶ月前には歩くのが困難になるほどの痛みが出る。自身でインターネットを調べ「モートン病ではないか?」と考え、モートン病の改善実績のある当整体院へ3時間かけて来院する。

検査|過剰な左重心となり、明らかな重心バランスの乱れ

体幹の検査 過剰な左重心となり、明らかな重心バランスの乱れを認める。(右ではない)

また、筋力検査を行い、左右の明らかな筋力のアンバランスあり。

右股関節周囲筋・右足底に著名な圧痛を認める。

頸部・頭蓋骨を確認すると、過剰に緊張があり睡眠状態が不良である。

施術

1回目

検査の結果、骨盤の左変位と自律神経の乱れと判断。

初回は骨盤の変位を取り除く施術を行う。

施術後変化なし。

施術後の変化は状態的に3〜4回目ほどで出てくることを説明し、初回の施術はここで終了。

2回目(3日後)

前回と比べ変化なし、身体の回復過程に問題があると判断。

自律神経の調整を行い、安静臥床。

足の調整は行わず。

施術中に話を聞くと、日常生活において、かなりのストレスを抱えている。

臥床後、股関節周囲筋・足底の圧痛を確認すると痛みの著名な軽減を認める。

歩行時の痛みも軽減。

2回目はここで終了。

3回目(2日後)

前回の施術後、痛みは軽減していると喜んでいる。

前回と同様の自律神経の調整のみ施術を行い終了。

この時点で痛みはほとんど無くなる。

4回目(5日後)

検査中、筋緊張・頭蓋骨の緊張が解けていることを認める。

「ものすごく良くなっていますね。」

と伝えると「そうなんです。痛みがすごく楽になっているんです。」

という返答を受ける。

前回と同様の施術を行い、ストレスが溜まりやすい肝臓への調整のハリを触れる程度の刺激で一本だけ施行し臥床。

その後、痛みの著明な軽減を認める。

恐らく、この調子で施術を行えば問題なく痛みから解放されるでしょう。

解説|足を触らずに足の痛みが取れていく理由

足を触らずに足の痛みが取れていく理由。

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これは足だけに限ったことではありませんが、慢性的に痛みが取れない状態というのは「身体が回復しようとする力自体が失われている。」ことが殆どです。

解りやすく言うなら、寝て起きたら疲れが取れている。という状態が破綻しているということです。

こういう状態では、もともとの本人のなおろうとする力自体が落ちているので、どれだけ身体を整える調整を行ったとしても効果は出ません。

むしろ逆効果になることさえあります。

今回のケースでは、本人のなおろうとする回復過程を自律神経の調整によって正常化させたことが問題解決へとつながっています。

この状態を無視して「モートン病だ」と判断して施術を行えば、いつまでたってもこの方の痛みはなおらなかったでしょう。

モートン病でお悩みの方へ

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仙腸関節が原因の坐骨神経痛症例

               37歳 男性 デスクワーク 京都市南区

主訴 坐骨神経痛

腰痛・座骨神経痛

概要|激務で疲労蓄積、腰痛に加え臀部と膝裏にもしびれ

今年の3月頃から、仕事が忙しくなり、事務作業や物を運ぶ作業が増える。

それに伴い睡眠時間を減り、身体に疲労も溜まり始めていた。

元々腰痛は抱えていたが、2週間程前から腰痛に加え、右側のお尻の奥と膝裏にかけてビリビリするようなしびれが走るようになった。

これ以上ひどくなると、仕事に支障が出るので今回来院に至る。

検査|疼痛部位は腰部右側

疼痛部位は腰部右側。

しびれの範囲は右臀部〜大腿後面〜膝窩にかけてあり。

仙腸関節のねじれを認める。

右大殿筋と左内転筋の緊張を認める。

施術

初回

検査より、問題は仙腸関節のねじれにあるものと考える。

仙腸関節のねじれを取る目的で、仙腸関節の調整を行う。
施術後、腰部の痛みが減少。

初回はここで終了。

2回目(初回より7日後)

痛みは減っているので少し楽になったとのこと。

しびれは残存している。

前回と同様仙腸関節の調整を行う。
さらに、大殿筋を緩める目的で大殿筋、腓骨筋の鍼施術を施行する。

 3回目(初回より14日後)

PS5。

前回と同様、仙腸関節の調整と鍼を行う。
また、梨状筋に緊張が強く見られたため調整する。

4回目(初回より21日後)

臀部から膝裏にかけてのしびれは消失し、腰痛もほぼないとと喜んでいる。

仙腸関節のねじれは緩和している。

前回と同様の内容で施術を行う。

5回目(初回より28日後)

ここ2〜3日は仕事が忙しく、少し腰痛がでるものの、しびれは出ていない。

前回と同様の内容で施術を行う。

6回目(初回より24日後)

痛み消失。

腰痛、しびれは感じないまでに大幅に改善。

仙腸関節のねじれもなく、大殿筋、内転筋の緊張も見られない。

引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。

7回目(初回より38日後)

治療間隔を空けても増悪はなく、再発もほぼ見られない。
本人も満足しており、良好な結果が得られたため、今回で施術終了とする。

次回以降は本人の希望により、肩の痛みの施術を行っていく。

解説|坐骨神経痛は整体でも改善できるの?

坐骨神経痛は整体でも改善できるの?

結論から言うと坐骨神経痛は整体で改善できます。

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坐骨神経痛は多くの場合、片側の腰や足に症状が出ることが多いです。

症状としては「歩く、立つ、座っていると痛み、しびれが出る。」などです。

原因は腰から足先までつながっている坐骨神経の通り道のどこかの筋肉が硬くなって、神経が圧迫されていることにあります。

つまり『硬くなっている筋肉の緊張を取れば、神経が圧迫から解放され、症状が改善できます。』

今回のケースは、仙腸関節(骨盤)のねじれにより、全身のバランスが崩れ身体に歪みが生じていました。

その結果、筋肉が余計な緊張を生み出し、硬くなった筋肉が神経を圧迫し、坐骨神経症状が起こっていました。
ですから、今回は仙腸関節(骨盤)を調整した上で、筋肉の緊張を取ったので、早期に改善することはできたわけです。

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まとめ

坐骨神経痛は脊椎神経根の圧迫、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症などが原因と一般的には言われ、病院では、保存療法や手術を勧められます。

もしあなたが「病院でも良くならなかった。」「手術を勧められた。」というのなら、一度、お近くの整体を受けてみてはいかがでしょうか。

もしも、当院で施術を受けたいとお考えの場合は電話・メールでお気軽にご相談くださいね。

病院でも良くならなかった坐骨神経痛でお悩みの方へ

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ヘルニア・坐骨神経痛専門整体ページ

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【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。

五十肩が胸椎の矯正で改善した症例!

                   50歳 男性 デスクワーク 京都市下京区

主訴 右肩が上がらない

肩

概要|右肩が急に痛んできた

以前から来院のあったクライアント。

「右肩が急に痛んできたから見て欲しい。」という問い合わせを受け来院に至る。

腕が上がらないことから、本人は五十肩ではないか?と考えている。

検査|外転時に左肩と比べ、挙上角度が20度ほど低下

右肩屈曲・外転時に左肩と比べ、挙上角度が20度ほど低下している。

右肩が左肩と比べ、前方に突き出していて体幹のネジレを認める。

施術

1回目

検査の結果、胸椎のネジレから来る「疑似五十肩」と判断。

本人を仰臥位に寝かせ、触れる程度の力で胸椎と胸郭を優しく矯正する。

その後、即座に肩関節可動域の正常化を認める。

当の本人は「あれ?なんで?」という風に驚いている。

生活上の指導をし、本日はここで施術を終了。

2回目(14日後)

仕事の都合で二週間経ってしまったが、確認のために来院してもらう。

肩関節の痛みなし、可動域正常化。

施術せずに終了とする。

解説|肩が上がらない=五十肩とはならないケースも

肩が上がらないことが五十肩とイコールにならないケースもある。

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今回のように肩が上がらない=五十肩という風に認識している方はけっこう多い。

年齢的にもそれを疑ってしまうのかもしれない。

しかしながら、正しい着眼点をもち、検査を進めると、必ずしもそうでないケースは多分にあります。

五十肩は関節の癒着が起こり、関節を包む袋が縮んでしまう、筋力低下を認めます。

また、五十肩を発症するには必ず一定期間の変化が出てきます。

よって、最初の問診の時点でこのケースが五十肩ではないという判断はある程度ついていました。

今回の問題点|胸郭が潰れ、胸椎がネジレてしまっていた

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肩が上がらなくなる症状にはいろんな原因がありますが、今回のケースは胸郭が潰れ、胸椎がネジレてしまっていたことです。

試してみてばわかると思いますが、座った状態で身体をどちらかに捻ると肩はとたんに上がりにくくなります。

このような状態が起こる時は、一番見直さないといけないのは「夜寝る姿勢」です。

夜寝る姿勢がどちらか一方を下にして寝る→「横向け寝」をしていると、下になっている肋骨は圧迫を受け、胸椎は知らないうちにネジレてしまいます。

このような状態が何日も続くと、肩関節に影響を及ぼします。

今回のクライアントも横向け寝が習慣化していました。

初回に行った生活指導とは、仰向けに寝ることです。

これを行うことで、肩の痛み・可動域の不良は二度と出ることはないでしょう。

腕が上がらないことでお悩みの方へ

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内臓疲労による肩こり

                55歳 男性 デスクワーク 京都市左京区

主訴 肩こり

首肩背中

概要|小学生の頃より肩こりが発症

小学生の頃より肩こりが発症。

大人になり仕事に就き始めると、肩だけでなく背中にも痛みを感じ始めるようになる。

マッサージ、カイロ、数々の整骨院での施術を行ったが改善せず、放置していた。

しかし1か月程前からさらに症状が悪化し、仕事に支障が出る。

また子どもを抱きかかえる際にも支障が出てきたため、来院に至る。

検査|疼痛部位は肩から肩甲骨周囲にかけてあり

疼痛部位は肩から肩甲骨周囲にかけてあり。

右肩の可動域制限を認める。

全身が常に緊張状態で自律神経症状あり。

内臓疲労を認める。特に肝臓。

施術

初回

検査より、問題は内臓疲労(特に肝臓)にあるものと考える。

内臓疲労を取る目的で、内臓の調整を行う。
施術後、肩の可動域が改善。

初回はここで終了。

2回目(初回より3日後)

変化は実感していない。

前回の術後に体のダルさがあったとのこと。

内臓疲労は残存している。

内臓疲労を取るために、前回と同様の調整を行う。

さらに、筋膜の調整をするために筋膜リリースを施行する。

 3回目(初回より6日後)

前回と同様、内臓の調整と鍼を行う。
また、内臓疲労を緩和するために食生活の指導を行う。

小麦、砂糖の摂取を減らすように伝える。

4回目(初回より9日後)

施術前の検査により、内臓(特に肝臓)の状態は良好。

肩、腕周りが楽になってきたと喜んでいる。

PS10→4に下がっている

前回と同様の施術に加えて、全身の緊張緩和の目的で自律神経の調整を行う。

5回目(初回より15日後)

PS3。内臓疲労も取れてきている。

最近は仕事にも集中できているとのこと。

痛みとしては右肩甲骨付近に痛みが少し残っている程度。

6回目(初回より24日後)

痛み消失。

子どもを抱っこする、仕事など、日常生活で困ることはないとのこと。

「こんなに体がスッキリしている状態は初めてだ。」と大変喜んでいる
引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。

7回目(初回より38日後)

内臓の状態は良好で疲労は見られない。

治療間隔を空けても増悪はなく、痛みもほぼ見られない。
本人も満足しており、良好な結果が得られたため、今回で施術終了とする。

次回以降は本人の希望により、側彎症による腰痛の施術をしていく。

解説|なぜ肩こりが内臓疲労と関係あるのか?

なぜ肩こりが内臓疲労と関係あるのか?

内蔵が疲労すると姿勢が崩れるからです。

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その過程を以下に記載していきます。

まず内臓疲労は食生活の乱れで起こります。

内臓は消化吸収という大事な役割がありますが、

甘いもの(お菓子 ジュース等)、炭水化物、油もの、お酒などを取り過ぎると、内臓が過度に働き疲れてしまい、内臓自体が重くなってしまいます。

この状態が内臓疲労です。

次に内臓疲労と肩こりの関係性について説明していきます。

実は内臓疲労があると、内臓を守るために身体を丸めようとする身体の反応があります

これを内臓体制反射を言います。

簡単に例えると、おなかが痛い時ってどういう姿勢をとるか考えてみてください。

身体を丸めてしまいますよね。

身体を丸めてしまうと、姿勢が悪い状態になりやすいので肩や背中の筋肉がコリやすくなります。

これが内臓疲労からくる肩こりの発生機序です。

このため、内臓疲労があると、根本的な原因が内臓にあるため、骨盤矯正やマッサージをしても、肩こりは中々改善しません。

ですから、今回のケースは内臓調整と食生活の指導により劇的に回復したわけです。

まとめ

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内臓疲労を改善するポイントは食生活です。

砂糖、小麦、乳製品の摂取を減らしてみください。

そうすると内臓の負担が減り、姿勢も良くなるので、徐々にあなたの肩こりは改善してくるでしょう。

もしこれを読んでいるあなたが、『マッサージや骨盤矯正などをしても良くならない』というなら、あなたの肩こりは内臓疲労が原因かもしれません。

どこに行っても治らない肩こりでお悩みの方へ

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股関節が原因の腰痛改善例

                                                                         64歳 女性 立ち仕事 京都市東山区

主訴 腰痛

腰痛

概要|何十年も腰痛を抱えた状態で生活

何十年も腰痛を抱えた状態で生活をしていて、仕事は立っていることが多く、業務が終わる頃に毎日痛みが発症していた。

また自宅では家事などで前かがみの姿勢になることも多く、その度に痛みを感じる。

整形外科では原因がわからず、その他の治療院に行くが中々改善しないことから、本人はこの腰痛と一生付き合っていくしかないと諦めていた。

今回旦那さんの紹介により、一度診てもらおうと思い、来院に至る。

検査|立位において前屈時・伸展時痛

立位において前屈時・伸展時痛。

疼痛部位は腰部全体。

右股関節の歪みがあり、股関節の可動域制限を認める。

胸椎の回旋制限を認める。

施術

初回

検査より、問題は右の股関節の歪みと判断。

股関節の歪みを整える目的で、股関節の調整を行う。
施術後、胸椎の回旋の可動域拡大と立位での前屈時痛軽減。

初回はここで終了。

2回目(初回より2日後)

変化はまだ実感していないとのこと。

腰痛は本当に改善するのか不安を抱えている。

股関節の歪みは残存。

股関節の歪みを取るため、前回と同様股関節の調整を行う。さらに、内臓機能回復、全身の血液循環の目的で肝臓調整の鍼施術を施行する。

施術後、腰部の筋肉が緩むのを確認。

 3回目(初回より4日後)

前回と同様、右股関節の調整と鍼を行う。
また、腸腰筋に緊張が強く見られたため調整する。

股関節、胸椎ともに良好。

4回目(初回より6日後)

術前検査において痛みなし

股関節、胸椎の可動域ともに問題なし。

また「仕事終わった後に痛みが出なかった。痛みが無いのは数十年間ぶり。」と喜んでいる。

前回と同様の内容で施術を行う。

5回目(初回より10日後)

痛みの再発はしていない。

ここからは2週間に1回~1か月に1回定期的に確認し、再発がない状態へ導く施術を行っていく。

解説|腰痛の原因の殆どは股関節に

腰痛の原因の殆どは股関節にあります。

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股関節と腰の動きには深い関係があります。

例えば、前かがみになる姿勢を解剖学的に考えてみます。

見た目上は、腰骨が前方へ曲がっているように見えますが、実は腰椎の構造上、腰骨は大きく前方へ曲がることはできません。

実は、この時に一番働いている部分というのは股関節になります。

しかし、股関節に歪みがあり、動きが悪くなると、股関節が上手く使えなくなってしまうので、その代償として腰を使って前かがみをしようとします。

そうすると、腰に負担がかかり、腰の筋肉が硬くなり痛みが発症してしまいます。

これが股関節の歪みによる腰痛のメカニズムです。

ですから、腰が痛いからと言って、腰に原因があることは非常に少ないのです。

今回のケースでも同様のことが言えました。

仮に、腰に原因があったとすれば、腰の施術を行えば痛みの軽減が見られたはずです。

しかし、今回、私は一切腰の施術を行っていません。

結果論になりますが、この事実を知っているからこそ、アプローチポイントを股関節にフォーカスして結果を出すことができたわけです。

まとめ

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腰痛は国民の8割以上が一度は経験すると言われています。

しかし、この腰痛を長年抱え、どこが原因で、どのように改善していけばいいか分からず、諦めている人が数多くいます。

今回のケースでもそうでしたが、原因が明確になり、適切な施術を行えば、何十年抱えている腰痛も改善に導くことができます。

もし、これを読んでいるあなたが『もう諦めている。』『何度も同じ痛みを繰り返している。』というなら、一度当治療院に相談して欲しい。

あなたの腰痛は腰が問題でなく、原因は別の部分にあるかもしれません。

何度も同じ痛みを繰り返すことでお悩みの方へ

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