冬場に逆流性食道炎を悪化させる食べ物５選

まず最初に、この記事のメインである、逆流性食道炎を悪化させてしまう可能性の高い食べ物を５つ紹介していきます。

これを知っていただいた上で、どうして今回紹介する食べ物が、逆流性食道炎の悪化につながるのかをお伝えしていきます。

では、１つずつ見ていきましょう。

１つ目は、「お餅」です。

日本の正月に欠かせない食べ物の１つですね。

人によっては、正月のときにしか食べないという方もおられるかもしれません。

日本の慣習として、「正月といえば餅！」

という考えが根強いですが、お餅は逆流性食道炎を悪化させてしまう可能性が高い食べ物の１つです。

２つ目は、「みかん」です。

冬場こたつに入ってみかんを食べる。

日本の冬のイメージの１つではないでしょうか。

さっぱりした酸味と甘味でパクパク食べてしまう方も少なくないでしょう。

しかし、みかんも逆流性食道炎の方にとっては、症状を悪化させてしまう物の１つになりますので注意が必要です。

３つ目は、チョコレートです。

寒い時期にホットチョコレートというのも体が温まっていいですよね。

バレンタインもあり、冬場にチョコレートをイメージする方も多いかと思います。

ストレスが溜まったらチョコレートで糖分補給！

と考える方もいるのではないでしょうか。

しかし、チョコレートもまた、逆流性食道炎を悪化させる可能性が高いです。

４つ目は、麺類です。

冬の寒い時期、手軽に体を温めることができる食べ物の１つかと思います。

うどん、ラーメン、そば等

体が冷えるとついつい食べたくなります。

これらは、消化にも良いというイメージがありますが、実は、逆流性食道炎の方にはオススメできません。

５つ目は、お酒です。

特に正月にお酒を飲む量が増えてしまう方も多いのではないでしょうか。

親戚や友達同士の集まりで盛り上がっていると、ついつい飲む量が増えてしまいがち。

中には、体に悪いとは思いつつも、中々やめられないという方もおられるでしょう。

これも逆流性食道炎を悪化させてしまう物に含まれますので、気をつけましょう。

ではなぜ、これらの食べ物は逆流性食道炎を悪化させてしまうのでしょうか。

結論、炭水化物がメインの食べ物だからです。

食べ物の消化に関わる臓器には、それぞれの得意分野があります。

逆流性食道炎に深く関わる胃は、タンパク質の消化が得意で、炭水化物の消化が苦手なんです。

では、胃にとって消化の苦手な炭水化物を多く摂るとどうなるのか。

消化が進まず、胃にものが溜まっていってしまいます。

胃にものが溜まっていくと、胃は、早く内容物を消化しようとして、さらに胃酸を多く出します。

そうなると、胃から食道への逆流のリスクを高めてしまうわけです。

とはいえ、どうしてもこれらを全く食べないというわけにもいかない方がほとんどでしょう。

ではどうすればいいのか？

対策方法は『よく噛む』ということです。

炭水化物の消化が得意なのは、口の唾液と腸です。

しっかりと噛んで、唾液を出し、食べ物自体を細く噛み砕きましょう。

胃での滞在時間を短くし、スムーズに腸に送ることができます。

そうすることで、胃にものが溜まらないので、胃液の量も正常化し、逆流のリスクを下げることに繋がります。

一口30回噛むことを目標にしっかりと噛むようにしましょう。

逆流性食道炎にお悩みの方は、食事の制限などが大事だということはわかっている方が多いと思います。

とはいえ、人付き合いの中で食事を摂ることがあれば、自分だけが我慢しないといけないということが相当のストレスになるかと思います。

食べるものを選べるならそれに越した事はないですが、そうでない時でも、よく噛んで食べものを細く噛み砕いてあげることで逆流性食道炎の悪化を防止することに繋がります。

正月や忘年会、新年会などのイベントが多い時期でも、気をつけるべきポイントを押さえて食事を摂ることで、乗り切っていきましょう。