50代特有の逆流性食道炎/悪化原因と3つの対策

こんにちは。京都市東山区にある、コバヤシ接骨院・鍼灸院のコバヤシです。

本日は、50代特有の逆流性食道炎 その悪化原因と3つの対策

というテーマで記事を書いていきます。

逆流性食道炎は年代によって、悪化原因が変わることが多いというのが個人的な感想です。

年代特有の対処法を知って役立ててほしい…と思って、今回はこの記事を書くことにしました。

年代と症状を見てハッとされた方は、ぜひ、最後までご覧になってください。

 

 

50代の逆流性食道炎悪化原因とは?

結論、関節の硬さが関わっていることがほとんどです。

なぜ、このようなことが言えるのか。

  1. 50代で関節が固くなる理由について 
  2. 関節の硬さが逆流性食道炎の悪化を招く理由

という段落に分けて解説します。

1.50代で関節が固くなる理由

男女共に、ホルモンバランスの乱れ(エストロゲンの低下)が関わっています。

更年期というとイメージがつきやすいかと思います。
とかく女性のイメージがあると思いますが、男性にも起こってきます。

症状として、ホットフラッシュや動悸、気分の浮き沈みなどが代表的なホルモンバランスのイメージですが実は関節の硬さも関わってきます

これを引き起こすのが女性ホルモン(エストロゲン)の低下です。

このホルモンが十分に出ていると、関節をやわらかく保つ効果があります。

ところが、年齢を重ねてこのホルモンが低下すると関節が固くなります。

このホルモンの低下が出だすのが50歳前後と言われていますので、

50代で関節が固くなる理由には、このようにホルモンの作用が関係しています。

ちなみに、男性でも女性ホルモンは分泌されていますので、男性にもこの作用は関係しています。

2.関節の硬さが逆流性食道炎の悪化を招く理由

呼吸力低下による噴門のサポート力が落ちることが原因です。

今回着目するのは、胸郭の関節です。

胸郭とは、背骨・肋骨・胸骨という3つの骨が関節を作ってできています。

胸郭には大まかに2つの関節があります

1つ目 肋骨と胸骨の関節

2つ目 肋骨と背骨の関節

です。

胸郭のやわらかさは、この3つの関節の柔軟性で決まります。
関節の部分が柔らかければ、胸郭は息を吸い込んだ時にやわらかく大きく広がります。

ところが、硬い場合はその逆で広がりが起こりません。
胸をぐーっと抑えたまま息を吸い込むと胸が広がりにくいし、息が吸いにくい。そんなイメージです。

胸郭における 関節の硬さはこのような息が吸いにくい・胸が広がりにくい状態をいいます。

この胸郭が硬い状態が続くと、ニコイチで動く横隔膜の動きは悪くなります。

そのため、噴門のサポートをする力も低下するので逆流性食道炎悪化にもつなが流可能性があるのです。

逆流性食道炎における1.2の要因をまとめると

50代ではホルモンバランスの乱れが起こり胸郭の関節が固くなった結果、呼吸状態がわるくなり、噴門のサポートをする横隔膜の力が低下するため、逆流性食道炎の悪化につながる。

このように解釈することができます。

そのため、50代で起こる逆流性食道炎を改善に導いていくには胸郭をやわらかく保つことが重要です。

逆流性食道炎対策 胸郭をやわらかくする3つの方法

以下で具体的な3つの方法を動画で解説します。

10分程度のワーク動画になります。
動画を見ながら一緒にケアをしてみてくださいね!!

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実践する前後でビフォーアフターの確認の仕方も紹介しています。
併せて実践すると、モチベートアップにつながります!

50代 逆流性食道炎対策ケアはどれくらいの期間行えばいいの?

約2週間程度が目安です。

結構長い・・・と思うかもしれませんが、

そもそもで、逆流性食道炎は1日2日でなるものではなく、長い時間をかけて起こることがほとんどです。

ですので、今回、紹介したセルフケアを1〜2回やっただけでは、結果に繋がらないこともあります。

よって、一つの目安として紹介したケアを最低2週間は続けていただきたいと思います。

もし、2週間続けてみても効果を感じない場合は、そのケアは現時点のあなたには合っていないのかもしれません。

その場合は、他のケアを試してみるのも一つでしょう。

ただし、悪化していくなどがある場合は、自力での改善が難しい場合があります。
その場合は、無理をせず、近くの医療機関への相談してみてください。

当院でも、ご相談は受け付けていますので、参考までに。

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