40代における逆流性食道炎悪化原因と3つのケア

今回は、40代特有の逆流性食道炎 その悪化原因と3つの対策

というテーマでお話ししていこうと思います。

結論から言うならば、40代の逆流性食道炎はストレスが悪化原因になることが多いです。

なぜ、そのようなことが言えるのか、を臨床経験から偉得た経験からご紹介。
加えて、解決するための3つのセルフケアを紹介していきます。

40代で逆流性食道炎がなかなか治らない・・・と言う方は、ぜひ、最後までご覧になってください。

40代の逆流性食道炎の悪化原因にストレスが関与しやすい理由

これは、社会における責任や立場 が関わっています。

40代になってくると、住宅ローン支払いや学費の支払いの増加、仕事でもどちらかというと管理することが増えてくる時期かと思います。

こうなると、どうしても自分の責任において、、、という精神的な負担が無意識に増えてきます。

また、一つだけでなく、このようなことが複数のしかかってきますし、30代の頃より体力的な衰えも出てくるため、肉体的なストレス負担も増加します。

結果として、40代は精神的・肉体的なストレスを受けやすい年代と言えます。

これが40代の悪化原因にストレスが関与しやすいといえる理由になります。

ストレスがどのように逆流性食道炎を悪化させるのか?

横隔膜の動きが悪くなる、これがストレスの影響です。

逆流性食道炎における横隔膜の位置付けは、
弱った噴門の引き締めをサポートしてくれるサブの器官というイメージです。
横隔膜がスムーズに動くと、それだけ胃酸の逆流を噴門と一緒に防いでくれます。

ところで、横隔膜の本来の働きは、呼吸です。

ですので、呼吸する力が強いほど横隔膜はスムーズに動きます。
ところがストレスを受け続けると、人間は大きく呼吸に影響が出てしまいます。
ストレスが呼吸に影響するというのをイメージしやすい場面は、次のような状況です。

  • 仕事で責任追求
  • お叱りを受ける

などの、ものすごく緊張している状況です。
このような時、リラックスできず、無意識に呼吸が浅くなったり、息を知らないうちに止めてしまうと思います。

これが、ストレスがかかった状態の横隔膜です。

この状態になると、呼吸が深くできないため横隔膜がしっかり動きません。
結果、噴門のサポートができなくなるため、逆流性食道炎を悪化させてしまいます。

ストレスが逆流性食道炎を悪化させる理由には、このようなメカニズムが関係しています。

ストレス性の逆流性食道炎に有効なケアとは

胸郭を柔らかくすること です。

胸郭とは、呼吸に関わる横隔膜とニコイチで働く部分です。
この部分が柔軟になると横隔膜の動きがスムーズになるので逆食改善に役立ちます。

ストレス性の逆流性食道炎は胸郭ケアを行って横隔膜によ噴門のサポート力を取り戻すことが大事です。

※胸郭については【独自理論】逆流性食道炎に整体が有効と言える理由 で紹介していますので、そちらを参考にしてください。

逆流性食道炎をケアする 胸郭を柔らかくする3つの方法

※動画で一緒にケアをしていきましょう!

まずはじめに、ビフォーアフターを知ってもらうためのテストです。
深呼吸を2回行います。
この最初の胸の膨らむ感覚・呼吸のしやすさを覚えておいてください。

次にセルフケアです

1背骨の柔軟性 10往復
椅子に座ってもいいし、立ったままでも構いません。
左右に体を捻ります。
こうすることで、背骨の椎間関節という関節を動かしていきます。

2肋骨の運動 20回
肩をすくめた状態で肩甲骨と肩甲骨を寄せる→脱力を繰り返します。
こうすこことで、背骨と肋骨の関節を動かしていきます。

3胸のマッサージ 20回
手を熊手にして肋骨と胸骨の間のぼこぼこしている部分を強めに摩ります。
こうすることで、胸骨と肋骨の関節を柔らかくします。

全部終わったら、最後にもう一度深呼吸を2回して状態をチェックします。
先ほどよりも深く吸い込めていたらうまく効果が出ています。

効果が実感できていない場合は、もう一度やってみるといいでしょう。

まとめ

今回紹介したセルフケアは、私が実際の逆流性食道炎のクライアントに整体施術する際に着目している、胸郭の関節にターゲットを絞ったケアになっています。 

40代で逆流性食道炎に悩んでいる方は、ぜひ、日常に取り入れてみてくださいね。 

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