冬場に逆流性食道炎を悪化させる食べ物5選

こんにちは。京都市東山区にある、コバヤシ接骨院・鍼灸院のコバヤシです。

本日は、冬場逆流性食道炎を悪化させる5つの食べ物はなぜ悪いのか?というテーマでお話ししていこうと思います。

結論から言うと、この5つというのは、もち・みかん・栗きんとん・麺類・お酒 になります。

正月というか、休暇中によくお目にかかるメニューです。

 

これらは、逆流性食道炎を悪化させてしまいます。

 

ただ、休暇中に食べたいものを食べて、心のリフレッシュを図ることも大事だと思いますので、悪化をできるだけ防ぐ、これらの食べ方などもご紹介していきます。

この記事を書こうと思ったり理由

この動画を取ろうと思った理由は、毎年、逆流性食道炎になっているクライアントが、この時期になると悪化してしまう・・・という事態があります。多くの場合が上記の食べ過ぎに原因があるので、それを防ぐ方法を情報としてまとめておくのは有用ではないか・・・と思ったからです。

こころ当たりのある方は、ぜひ、最後までご覧になってください

 

まずは逆流性食道炎のおさらいから

 

※以降の内容を動画で詳しく解説しています。
文字テキストも入っていますので、無音でもご覧いただけます。

まず初めに、なぜ逆食が起こるのかを簡単に説明します

まずは構造の位置関係です。

口→食道→胃→腸という流れになっています。

食べたものは通常、このルートで消化・吸収・排泄に向かいます。

 

ポイントは胃の上の部分にある蓋の部分の噴門です。

ここが食べたものが入った後に塞がることで、胃液が逆流せず消化吸収排泄がスムーズになります。

 

ただ、逆流性食道炎の方はこの蓋が緩くなっていて

食べた時に胃液が増えると、胃液が喉のあたりまで返ってきます。

ただし、食道粘膜は胃液の成分に耐えることはできません。
これを繰り返すことで、結果として食道粘膜を傷つけることになり、

逆流性食道炎が起こってしまいます。

 

これがベースの考え方です。

 

では、先ほどの5つの食品が悪化させる要因になる理由を説明します。

 

消化器には食べ物を消化する部分に役割分担があります。

その中で、胃が主に担当するのは「タンパク質」です。

 

ところが、先ほど紹介した5つの食品はタンパク質でなく

 

炭水化物という胃が消化するのが苦手な食品になっています。

 

得意分野以外のものが胃にたくさん流れ込むとどうなるか

 

つまりが起こってしまいます。

 

それだけでなく、

詰まりを解消しようとするために

消化が苦手にもかかわらず、

胃はそれでも頑張ろうとするので胃酸が出過ぎてしまいます。

もともと逆流性食道炎の方は

噴門が閉まらないので

結果として、このような事態がつづくと

逆流性食道炎が悪化してしまいます。

 

5つの食品を食べて悪化するのは

このようなメカニズムで起こっているわけです。

 

では、このような現象に対して、どのように対策すればいいのかを次にお話しします。

30回噛んで食べること

その方法は簡単で、よく噛んで食べること・・・です。

これには理由があって、炭水化物を消化するのに得意な場所が口と腸だからです。

よく噛むことには二つの効果があります。

 

1.口の中で唾液をしっかり出すことで食べ物を口で消化していく

2.よく噛むことで細かくし、胃の滞在時間を減らして腸にスムーズに通る状態を作ってやる。

こういう効果を期待しています。

 

目標は一口30回 可能なら、一口は今食べている量の半分くらいですますのがいいです。

お酒に関しては、口に含んでゆっくり飲んでいくのがいいでしょう。

 

こうするこで、悪化をできるだけ防いで

5つの食品を楽しむことができます。

 

まとめとして・雑感

冬場に食べる、もちであったり、ラーメンであったり、

ビールは美味しいものがあります。

周囲が楽しんでいて

自分だけ食べられない・飲めないというのは、好きな人にとっては辛いでしょう。

 

悪化させてしまうのは確かに健康上ではよくないですが、

人間は感情の生き物です。

体のことだけでなく、心を満たしてやることも健全だと思います。

節度を守って、これら五つの食べ物をいただいてほしいと思います。

 

以上が、僕が実際にクライアントに指導する内容です 

参考にしてもらえると嬉しいです。

 

最後に

ただ、逆流性食道炎を患っている方は何年もかかって今の状態になっているので、すぐに結果が出る人もいるでしょうけども、出ないことがほとんどです。

ですので、最低でもこのケアを2週間は頑張ってみてください。

ただ、2週間頑張ってみても結果が出ない場合は、他にチェックしないといけないポイントがあるかもしれません。

悪化していく場合は無理せず専門家に相談するようにしましょう。

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