なかなか治らない 逆流性食道炎で起こる喉の違和感を解消する たった一つの対処法

こんにちは。京都市東山区にある、コバヤシ接骨院・鍼灸院のコバヤシです。

今回はなかなか治らない 逆流性食道炎で起こる喉の違和感のたった一つの対処法

というテーマでお話ししていこうと思います。

結論から言うと、その対処法は寝る時の姿勢を変えることです。
たったこれだけのことで、喉の違和感が劇的に治っていくことがあります。

喉の違和感を感じていてなかなか治らない、

長引いているという人は、

具体的な方法をお伝えしますので、

ぜひ、最後までご覧になってください。

このテーマを書こうと思った理由

逆流性食道炎のクライアントと関わることが多くなると、

一番治りにくい症状がこの喉の違和感だと個人的に思っています。

理由は、この喉の違和感は治療だけでなく

生活において寝ている時に悪化することが多いため

寝る姿勢を変えてもらう必要があるからです。
その部分を口頭ではなく、

文章で説明した方がクライアントに親切だと思ったので、

このテーマを書くことにしました。

※詳細は下部で動画でも解説しています。

寝る姿勢を変えるだけで喉の違和感が緩和すると言える理由

まずは逆流性食道炎になぜなるのかをおさらい

ではなぜ、寝る姿勢を変えるだけで、喉の違和感が変わっていくのかを解説していきます。

 

その前に逆流性食道炎が起こるメカニズムの解説です

 

まずは構造の位置関係です。

口→食道→胃→腸という流れになっています。

食べたものは通常、このルートで消化・吸収・排泄に向かいます。

ポイントは胃の上の部分にある蓋の部分の噴門です。

ここが食べたものが入った後に塞がることで、胃液が逆流せず消化吸収排泄がスムーズになります。

ただ、逆流性食道炎の方はこの蓋が緩くなっていて

食べた時に胃液が増えると、胃液が喉のあたりまで返ってきます。

ただし、食道粘膜は胃液の成分に耐えることはできません。
これを繰り返すことで、結果として食道粘膜を傷つけることになり、

逆流性食道炎が起こってしまいます。

これがベースの考え方です。

寝ている間に喉の違和感が起こるメカニズム

次に、喉の違和感が起こるメカニズムの解説です。

これは、寝ている間に逆流した胃液が喉に返ってきて炎症を起こしてしまうことが原因です。

通常では胃液が胃の入り口の蓋で閉じられているのですが、

逆流性食道炎もちの方はこの蓋が弱くなっています。

そのような関係で、寝ている時に胃液が喉まで流れ炎症を起こしてしまいます。

これを何度も繰り返すうちに、喉の損傷が強くなって定着してしまう

これが逆流性食道炎が原因で喉の違和感を引き起こしてしまうメカニズムです。

つまり、多くの場合が喉の炎症を起こしてしまうのが寝ている間なので

寝ている間にこそ施策を打つ必要があるわけです。

喉の違和感に対する対策法

では、どのように対処すればいいのかを説明します。

上体をなんらかの形で胃の裏あたりから頭をなだらかに持ち上げることです。

こうすることで物理的に胃液が逆流して喉に返ってくることを防ぎます。

結果、喉の炎症を起こすきっかけがなくなり、状態が回復に向かっていくわけです。

そのためには寝ている姿勢で上体を継続して持ち上げる必要があります。

そのためにおすすめなのが、これから紹介する自作の逆食マットです。

次からは、僕が実際にクライアントにお伝えしているマットの作り方をお伝えします。


注意点として

胃の裏あたりから持ち上げることが重要です。
よくある失敗パターンとしては

枕だけ持ち上げてしまうケース。

これでは、首を痛めてしまいますし、
肝心のの逆流を防ぐことができません。

この辺りを気をつけるようにしてください。

最低でも2週間は取り組みを続けましょう!

以上が実際にクライアントにお伝えしている方法です。

喉の違和感が回復しないことに困っている方は、ぜひ、参考にしてください。

ただ、逆流性食道炎を患っている方は何年もかかって今の状態になっているので、すぐに結果が出る人もいるでしょうけども、出ないことがほとんどです。

ですので、最低でもこのケアを2週間は頑張ってみてください。

ただ、2週間頑張ってみても結果が出ない場合は、他にチェックしないといけないポイントがあるかもしれません。

悪化していく場合は無理せず医療機関への相談をお勧めします。

当院でも逆流性食道炎の専門的な施術を行っています。改善事例もあるので、ぜひ、HPをみて確認してみてください。

関連記事