逆流性食道炎が原因で起こる喉の違和感を解消するたった1つの方法 逆流性食道炎専用マット

逆流性食道炎にお悩みの方の中でも、喉の違和感を感じており、なかなか消えてくれないという方も多いのではないでしょうか。

結論、寝ているときの姿勢を変えることで、逆流性食道炎が原因で起こる喉の違和感は改善に導くことができます。

たったそれだけかと思う方もおられるかと思いますが、これが実はポイントになっています。

実際に、寝方を変えるだけで、喉の違和感がなくなるという方もおられます。

以下では、なぜ寝方がポイントとなるのか、具体的にどうすればいいのかについて解説していきます。

なぜ喉の違和感について書くのか?

今まで、逆流性食道炎にお悩みの方の施術をさせていただいていて、個人的に改善しにくいと感じるのが、喉の違和感なんです。

なぜかというと、喉の違和感が悪化するタイミングとして、「寝ているとき」が多いからです。

寝ている間の問題の解決のためには、僕の施術を受けてもらうだけじゃなく、寝方を直していくというのが大きなポイントになってきます。

そこを口頭だけで説明するのは非常に難しいです。

ですので、この記事を通して、より多くの方にわかりやすく伝わればと思い、喉の違和感を取り上げました。

なぜ寝方を変えることが喉の違和感の改善につながるのか?

本来、胃には、内容物の逆流を防ぐための「噴門」という弁があり、その働きにより胃液の逆流は起こらないようになっています。

しかし、逆流性食道炎の方は、なんらかの原因によりこの噴門の働きが低下し、胃液が逆流しやすくなっています。

この状態で寝ると、胃と食道の位置関係により胃液が逆流しやすくなります。

そして、逆流した胃液が喉の奥まで流れてくることにより、そこで炎症を起こし、喉の違和感として感じてしまうわけです。

ですから、逆流性食道炎で喉の違和感にお悩みの場合は、寝方を工夫して、寝ているときの逆流を予防することで、喉の違和感を感じなくなっていきます。

寝ているときの胃液の逆流にどのように対処すればいいの?

じゃあ具体的にどのように対処すればいいのか?

単純です。

寝ているときに、背中から頭にかけて傾斜をつけてあげるだけです。

こうすることによって、物理的に、胃液が喉の方に流れていかないので、喉の炎症を防ぎ、喉の違和感を予防することにつながります。

 

寝ているときに上半身に傾斜をつけるには、、、

では、どのように寝ているときに背中から頭にかけて傾斜をつけるのか。

僕がオススメするのは、逆流性食道炎専用マットを作ることです。

これは僕がそう呼んでいるだけですが、逆流性食道炎が原因の喉の違和感の解消にはもってこいです。

作り方も簡単なので、この記事を読んでくださっている方もぜひ作ってみてください。

 

逆流性食道炎専用マットの作り方

ここからは、逆流性食道炎専用マットの作り方を解説していきます。

準備するものとしては、

1、傾斜のついたマット:なかなか店頭で見ることは少ないマットですが、ネット通販などで検索してもらうと見つかると思います。

2、膝下に入れるクッション:いい感じのクッションがなければ、毛布などを太く棒状に丸めたものでも代用可能です。

3、バスタオル2枚:新しいふわふわの物じゃなく、使い古した物の方がいいでしょう。

以上になります。

 

逆流性食道炎専用マットの作り方1

まずは頭側の準備です。

傾斜マットの上の部分に、バスタオルを畳んで作った枕をおきます。

もう一枚のバスタオルは、後から枕の高さ調整のために使います。

 

逆流性食道炎専用マットの使い方

では実際に使ってみましょう。

傾斜マットにバスタオルを置いたら、その上に仰向けで寝てみましょう。

この時のポイントは、傾斜のスタートが胃の裏に来るように寝ることです。

胃の裏から傾斜が始まることで、胃から食道に角度をつけることができ、胃液の逆流を防ぐことができます。

その結果、喉の違和感を解消することにつながりますので、寝る位置には注意しましょう。

枕の高さに注意

ここで枕の高さのポイントです。

枕の高さは、若干あごが引けるくらいの高さにしましょう。

枕が高すぎると、首を痛めてしまいます。

膝下クッション

次に膝下のクッションです。

これを使う目的としては、ずり落ち防止です。

傾斜に対して寝ているので、人によっては足の方へずり落ちてしまいます。

ずり落ちてしまうと、胃から食道にかけての傾斜がなくなってしまい、意味がなくなってしまいます。

膝下クッションを使うときのポイントとしては、膝関節の裏より少し上、太もも側にずらして置くということです。

こうすることによって、寝ている間にずり落ちてしまうことを防止します。

まとめ

以上のことをふまえて、逆流性食道炎専用マットを使ってみてください。

今回紹介した逆流性食道炎専用マットを実際に使うと、傾斜はそれほど強く感じないかと思います。

この、少し物足りないかもと感じるくらいの傾斜が、胃液の逆流を防ぎ、喉の違和感を解消することと、安眠とのバランスがいいです。

逆流性食道炎からくる喉の違和感にお困りの方はぜひ試してみてください。

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