ストレス性の逆流性食道炎を改善する2つの方法

日々のストレスから逆流性食道炎になってしまう方も多くおられます。

しかし、ストレスが原因と言われても、具体的にどう対処していいかわからない場合がほとんどかと思います。

結論から言うと、今回お伝えする対処方法は「呼吸のコントロール」です。

呼吸ですので、いつでもどこでも行うことができます。

逆流性食道炎の原因がストレスだと言われたけど、どうしたらいいかわからないと言う方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

なぜストレスが逆流性食道炎を引き起こすのか?

ストレスが溜まった時に、最も影響を受ける部分の1つが「横隔膜」です。

この横隔膜は、呼吸をするための筋肉です。

しかし、実は呼吸だけでなく、逆流性食道炎を改善するためにも非常に重要な部位でもあります。

逆流性食道炎の方は胃の噴門という部分が緩んでしまっており、胃の内容物が食道に流れやすくなっています。

その緩くなってしまった噴門のサポートをして逆流を防ぐ助けになるのが横隔膜なんです。

なのでストレスで横隔膜が弱ってしまうと逆流性食道炎の症状が出やすくなってしまうわけですね。

なぜ横隔膜がストレスによって弱るのか?

では、なぜストレスが溜まると横隔膜が弱ってしまうのでしょうか?

イメージしやすいのは、緊張した時の呼吸です。

経験のある方も多いかと思いますが、人間は緊張している時や何かに集中している時、無意識に呼吸が浅くなったり、息を止めたりしています。

そしてその時間が長いと、横隔膜の正常な動きを阻害してしまいます。

これがストレスで横隔膜が弱ってしまうカラクリです。

どうやって対処すればいいの?

では、どうやって対処すればいいのか。

問題となるのは、ストレスにより横隔膜がしっかり動いていないことです。

ですので、横隔膜がしっかりと動いてくれるようになる取り組みをすれば、ストレスが原因の逆流性食道炎を改善に導くことができると言えます。

以下では、具体的なセルフケア方法を2つ紹介していきますので、ぜひやってみてください。

ストレスによる逆流性食道炎を改善するセルフケア1

セルフケア1つ目は、「深呼吸」です。

シンプルなことですが、日常生活ではほぼやらないですよね。

ポイントは「5秒かけて鼻から吸って、8秒かけて吐く」ことです。

吸う時よりもゆっくり長く吐き出すことをしっかり意識して行いましょう。

お腹に手を当てて、呼吸によるお腹の動きにも注目しましょう。

深呼吸の効果をより高めるために、、、

最初は「5秒かけて鼻から吸って、8秒かけて吐く」のが難しい方もおられるかと思います。

まずは深呼吸に慣れましょう。

これに慣れてきたら、さらに深呼吸の効果を高めるひと工夫を入れましょう。

息を吸うときに体を伸ばして、息を吐くときに体を屈めるようにしてみましょう。

こうすることで、より横隔膜に動きをつけることができ効果的です。

ストレスによる逆流性食道炎を改善するセルフケア2

セルフケアの2つ目は、「深呼吸(強化版)」です。

これは1つ目の深呼吸に負荷をかける方法です。

両手の指を肋骨の下に引っ掛けるようにして、圧迫します。

そのまま深呼吸を行うのですが、息を吐くときに体を屈めながら指を肋骨の奥に入れていくイメージで吐いてください。

そして息を吸うときに、体を伸ばしながら、入れ込んだ指を押し返すイメージで吸っていきます。

こうすることで、呼吸時の横隔膜の動きに負荷がかかり呼吸のトレーニングになります。

まとめ

最初は、ただの深呼吸でさえ、そんなに吸えない、そんなに吐けないという方もおられるかと思います。

しかし、継続してこのセルフケアを行うことで、しっかり深呼吸をすることができるようになります。

深呼吸がしっかりできるようになると、ストレスで固まってしまった横隔膜も動くようになり、逆流性食道炎の改善に繋がります。

ストレスからくる逆流性食道炎にお困りの方はぜひ継続してみてください。

この記事を書いた人

関連記事