逆流性食道炎と寝起きの痰 関係と対策

こんな症状に心当たりはありませんか?

  • 朝起きた時、喉に痰がからんで不快

  • 薬を飲んでも、喉の不快感がなかなか取れない

  • 逆流性食道炎の治療をしていても、喉の症状が改善しない

そんな方に向けて、**「寝ている時の姿勢」や「口呼吸」**という視点から、原因と対策をお伝えします。

原因は胃酸だけじゃない?口呼吸と寝姿勢に注目

痰=胃酸とは限らない

胃酸が喉まで逆流することで粘膜が刺激され、痰が出ることはあります。
しかし、胸やけや咳などが伴わない場合は別の要因が関係している可能性も。

顎が上がった姿勢 → 口呼吸の悪循環

寝ているときに顎が上がっていると、気道が狭くなり口呼吸になりやすくなります。
これが喉の粘膜を乾燥させ、防御反応として痰を多く分泌させてしまう要因に。

見落とされがちな「癖」こそがカギ

「寝姿勢」や「呼吸のスタイル」による負担は見過ごされがちですが、
これらを改善することで、薬だけでは届かないアプローチが可能になります。

今すぐできるセルフケア|寝姿勢と鼻呼吸の習慣づけ

① 寝る前の姿勢チェック

顎の位置を整えて、自然な鼻呼吸を促します。

手順:

  • 壁に背中と頭をつけて立つ

  • 顎を軽く引き、首の後ろが自然に伸びるよう調整

  • 胸を開くように肩を軽く後ろへ

  • 深呼吸を3〜5回してから布団へ

② 鼻呼吸トレーニング

口呼吸による喉の乾燥を防ぎ、朝の不快感を軽減します。

ポイント:

  • 寝る前に3分間、鼻呼吸だけでゆっくり呼吸

  • どうしても口が開く方は、市販の口閉じテープの活用も
    ※鼻詰まりがある場合は無理をせず、体調に応じて使用

まとめ|朝の痰は姿勢と呼吸の見直しがカギ

 

  • 朝の痰が気になる方は、「胃酸逆流」だけでなく「口呼吸」もチェック

  • 寝ているときの顎の角度と姿勢が大きく影響

  • 鼻呼吸と正しい姿勢を習慣にすることで、症状の改善が期待できます

 

2週間試しても改善しない場合は…

セルフケアはあくまで第一歩です。
継続しても症状に変化がない場合は、専門医や鍼灸・整体の施術を検討しましょう。

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