【喉のつまり・違和感がつらい方へ】逆流性食道炎による症状を和らげる3つのセルフケア【その2】

はじめに

こんにちは。
今回は「逆流性食道炎で起こる喉の違和感・つまり・つかえを解消する3つの方法【その2】」というテーマでお話しします。

今回のポイントは「背骨」です。
逆流性食道炎で起こる炎症は背中に影響を与えます。
その結果、首の動きが悪くなり、喉の違和感をさらに悪化させてしまうことがあるのです。

※過去の動画では「首」に焦点を当てたセルフケアを紹介しました。
今回の背中ケアと合わせて行うことで、より効果的です。
ぜひあわせてご覧ください。

このブログをおすすめしたい方

  • 喉の違和感・つまり・つかえが長引いていて困っている方 
  • 医療機関では異常がないと言われたが、症状が続いている方 

このような方にとって、役立つ内容になっています。
ぜひ最後までお読みください。

本日のレジュメ

  1. 逆流性食道炎による喉の違和感と背中の関係①:首の動きを妨げる 
  2. 逆流性食道炎による喉の違和感と背中の関係②:自律神経への影響 
  3. 解消するためのセルフケアの解説と実践 
  4. まとめと注意点

1. 首の動きを良くするために背中が重要

逆流性食道炎による喉の違和感を改善するには、首の動きを良くすることが非常に大切です。

※なぜ首の動きが悪くなるのか、詳しくはこちらの動画で解説しています。

簡単に言うと、胃酸の逆流によって喉や首まわりに炎症が起こると、首の神経が刺激され、筋肉が硬くなってしまいます。
この現象は首だけでなく、背中にも起こるのです。

背中には首とつながる長い筋肉があります。
背中の硬さが首の動きを制限し、それが喉の違和感を悪化させる一因になります。

2. 背中は自律神経とも関係が深い

自律神経のバランスが崩れると、消化や吸収に悪影響が出ます。

※背中と自律神経の関係については、こちらの動画で詳しく解説しています。

自律神経のうち「交感神経」は背骨に沿って多く分布しています。
この神経が過剰に働くと胃腸機能が低下するため、逆流性食道炎の悪化につながります。

実際、逆流性食道炎が長引く方の多くは、背中の筋肉がガチガチに硬くなっています。
このような観点からも、背中のケアは非常に重要です。

3. 喉の違和感をやわらげる背中ケアの解説と実践

ケアの目的

背骨を柔らかく保ち、交感神経の過緊張を抑えることが目的です。
それにより自律神経のバランスが整い、消化器症状や喉の違和感の改善が期待できます。

セルフケアの3ステップ

ステップ1:背骨を揺らす

ウォーミングアップとして行います。
体を左右にくねらせながら、リズミカルに30回動かしましょう。

ステップ2:肩甲骨を寄せる

背中の血流を促すために、あえて筋力を使います。
肩甲骨だけを意識して、素早く30回動かします。

ステップ3:胸椎ワーク(メイン)

壁を使って行います。
最初は手の動きが中心になりがちですが、徐々に背骨を動かす意識で行いましょう。
ゆっくり10回行うのが理想です。

注意点

  • 無理せず、ゆっくりと行うこと 
  • 胸椎ワークは慣れない動きが多く、急に行うと痛めるリスクがあります

まとめ

逆流性食道炎による喉の違和感を解消するためには、首だけでなく「背中」へのアプローチが重要です。

  • 首の可動域の改善 
  • 自律神経のバランスを整える 
  • セルフケアで背骨を柔軟にする 

これらの視点から、ぜひ今回のケアを日々の習慣に取り入れてみてください。

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