食後の姿勢がカギ!逆流性食道炎を悪化させない正しい座り方とは?

逆流性食道炎は「食後の姿勢」で悪化する?

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで胸やけや喉の違和感、つかえなどの症状を引き起こします。

その中でも見落とされがちなのが「食後の姿勢」。

食後にだらっと背もたれにもたれたり、ソファで横になったりしていませんか?

実はその姿勢が、胃酸を逆流させやすくしてしまうのです。

正しい座り方とは?骨盤・腰・背もたれに注目!

逆流を防ぐために重要なのは、以下の4つの姿勢ポイントです:

  • 骨盤を立てる(骨盤を寝かさず、立てる意識)
  • 背筋を伸ばすのではなく、腰を前に突き出すように座る
  • 背もたれにもたれない(自分の筋肉で支える)
  • 足裏を床につけ、浅めに腰掛ける

これにより胃が圧迫されにくくなり、胃酸の逆流を防ぎやすくなります。

姿勢をどれくらい維持すればいいの?

目安は食後2時間。この時間は胃が活発に動いて消化をしているタイミングです。

そのため、この2時間を正しい姿勢で過ごすことが、胃酸逆流を最小限に抑えるカギになります。

  • 食後すぐに背もたれに寄りかかるのはNG
  • 横になると重力の影響で胃酸が上がりやすくなる
  • スマホや読書は姿勢を崩しがちなので注意

姿勢を整えたまま、浅く座ってリラックスする時間にしましょう。

間違った姿勢が引き起こす“悪循環”

猫背や腰が丸まった姿勢を続けると、胃が圧迫されます。

胃酸は下から上に押し上げられ、食道に逆流しやすくなり、次のような症状が悪化します:

  • 胸やけ
  • 喉の違和感やつかえ
  • 咳や声がれ

このような悪循環を断ち切るには、「姿勢の見直し」が必要不可欠です。

薬や食事制限だけに頼らないケアを

逆流性食道炎のケアは、薬や食事制限だけで完結するものではありません。

**“食後2時間の姿勢”**を見直すことで、症状の再発や悪化を防ぐことが可能です。

「骨盤を立てて」「腰を突き出して」「背もたれにもたれず」座る。この3つを意識して、毎日の習慣に取り入れてみましょう。

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