20歳 女性 大学生 京都市東山区
主訴 腰痛
来院の2週間前から腰に違和感を覚え、その状態で来院1週間前にバドミントンしたところ、痛みが増強。
週2回のバドミントンを一度休み、安静にするが、痛みが改善せず来院。
以前より、2~3年前に一度、歩くのが辛いほどの腰痛を発現。
その際は、スポーツにより腰部を酷使したためと他院で説明を受けていた。
今回は、腰に対する強い痛みの予防もかね、早期での来院となった。
検査|胸椎に比べ、下部腰椎に硬さがみられる
胸椎に比べ、下部腰椎に硬さがみられる。
また座位での臀部挙上の左右差から、股関節の左変位が疑われる。
施術
初回
腰の筋膜のねじれを取る目的で筋膜の調整を行う。
腰の回旋で、可動域が改善。回旋時に感じる張りも軽減。
2回目(初回より4日後)
痛みは消失し、違和感が残っている程度。
初回施術の翌日、バドミントンをした後も痛みのぶり返しはなかった。
前回と同様、筋膜の調整を行う。さらに、回復力向上の目的で触れる程度の 鍼を追加。鍼は、初めてだったが『思っていたより痛くなかった』とのこと。
3回目(初回より11日後)
痛み・違和感ともに消失。バドミントン後も良い状態をキープできているとのこと。
前回良好なか結果が得られたため同様に筋膜の調整および鍼を継続。
また、バドミントンの疲労により痛みが戻らないよう、中臀筋、梨状筋、ハムストリングの緊張を手技により緩める。
思いっきりプレイできるようになったと本人も喜んでいた。
痛み消失・バドミントンプレーによる違和感も消失したため本回で施術終了とする。
解説|競技の特性上、骨盤が前へ傾き反り腰に
今回は腰・臀部の筋肉が競技の特性上、強度に緊張しており骨盤が前に傾き、反り腰になっていました。そのため、慢性的に脊柱起立筋が収縮した状態だったためにこのような痛みを発現したと考えられます。
また、骨盤だけでなく股関節のねじれが強く、あまりいい状態ではありませんでした。
実は、多くの腰痛では、腰のみに原因があることはほとんどありません。
多くの場合、今回同様、股関節が影響しています。
腰痛は原因をきちんと特定することで、慢性化した痛みでもしっかりと改善することができます。長い付き合いとなった腰痛も決して、諦めることはありません。
もし、どこに行っても改善しない腰痛でおこまりなら一度当整体院にご相談下さい。
原因がわかれば意外とその痛みなんとかなるものですよ。
(担当 藤村)
この記事を書いた人
【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。