鍼灸×整体で血糖値・HbA1cの数値が低下した症例

67歳 女性 自営業 京都市東山区

主訴 糖尿病

※今回の症例は特殊なケースです。結果を完全に保証するものではありません。
ただし、症例として結果が出ているため事実としてご報告いたします。

概要|内臓触知を行うと左の膵臓部に著明な固さ

以前より、ギックリ腰や膝痛、外反母趾と体の不調があるたびに相談を受けている方であったが「内臓触知」を行うと、左の膵臓部に著明な固さを認める。
また、左右の肋骨部が以上に固い。
背部、TH10〜12周囲の筋緊張が異常にある。
顔は常に赤みを帯びていて、目が血走っている。
施術前のHbA1cは12.1 空腹時血糖は257超えと、いつ倒れてもおかしくない状態だが、本人はいたって元気そうである。
筋力検査→左上肢・下肢に筋力の低下を認める。

施術

一回目

検査の結果、糖尿病の原因とされている膵臓だけに原因は無く、各臓器の機能低下。自律神経の乱れによる、内臓の機能異常を認める。

自律神経の調整と内臓調整を整体・鍼灸で行う。

 筋力テストで上肢・下肢ともに筋力は正常化。

 初回はここで終了。

 アルコールが好物で休肝日がないほど、ビール日本酒を飲んでいる。

本日より一切のアルコール摂取を禁止とする。 

7月 1ヶ月目6回施術

初回同様、自律神経の調整と鍼灸で内臓調整を行い、筋力テストが正常化すると施術終了を一連の流れとする。

 3回目より、背部の緊張低下。

5回目より、顔の赤みがなくなる。

6回目より、定期的な腰痛や膝痛の痛みの訴えがなくなる。

 この頃より、食事で今まで摂取を嫌っていた甘いものを求めるようになる。

 食事においては乳製品・小麦・パンなどの糖質はカットするよう指示。

8月9月 2ヶ月目 5回の施術

自律神経の調整、鍼灸で内臓調整を行う(膵臓、消化器、特に腸の機能向上に努める。)

この月に内科で血液検査測定を行い、血糖値

血糖値→140
Hba1c→9.1まで低下

 この頃より、万年でていた、肩の緊張が一切なくなり、肩こりなどがなくなる。

8回目の施術より、疲れにくいなどの報告を受ける。

10月 4回施術

自律神経の調整、鍼灸での内蔵調整を続行。

血液検査120
Hba1c→8.0

順調に数値が下がってきている。

目に見えた結果に本人も喜んでいる。
食べ物に関して、過食などもなく、自分では制限をしているつもりもない(実際は制限できている。)。

11月 2回施術

前月までと同様の調整

血糖値 119
Hba1c  7.4

血糖値に関してやっと境界値糖尿病の範囲まで低下してきた。

A1cに関しては、まだ1%ほど下げていく必要があるが、この調子で食事制限と施術を続けていけば正常化が期待できるでしょう。

解説|なぜ整体×鍼灸で血液検査の結果に変化が出たのか?

なぜ整体×鍼灸で血液検査の結果に変化が出たのか?

 私が施術をする時に気をつけていることは「身体の機能を正常化させること。」のみに着眼していることです。

具体的には、症状を見ない・・・ということです。

 イメージを付けやすくするなら、火事で言うと火や煙だけを見るのではなく、火の元を見ているということです(これもし違うかな・・・)。

 今回のケースで説明するなら、糖尿病という症状にフォーカスするのではなく、身体の機能が落ちている部分(自律神経と内臓)を見つけて正常化させています。

 そうすることで、人間が本来持っている自然治癒力を引き上げることが出来るのです。

 症例として、整体を信じて糖尿病をなんとかしよう!と考える人は少ないと思います。

そのため、糖尿病の方に薬以外の新しい選択肢になり得るという、非常に希望の持てるケース報告になったと思います。

20170213-自律神経失調症-ttl-sp

肩こり・首痛専門整体ページ

この記事を書いた人

京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。