51歳 女性 自営業 京都府与謝郡
主訴 右足裏・右股関節の痛み
概要|歩行時の足裏の痛み・股関節の痛みを発症
半年ほど前より、歩行時の足裏の痛みが出現。同時に股関節の痛みも出だす。
徐々に痛みは強くなり、来院の一ヶ月前には歩くのが困難になるほどの痛みが出る。自身でインターネットを調べ「モートン病ではないか?」と考え、モートン病の改善実績のある当整体院へ3時間かけて来院する。
検査|過剰な左重心となり、明らかな重心バランスの乱れ
体幹の検査 過剰な左重心となり、明らかな重心バランスの乱れを認める。(右ではない)
また、筋力検査を行い、左右の明らかな筋力のアンバランスあり。
右股関節周囲筋・右足底に著名な圧痛を認める。
頸部・頭蓋骨を確認すると、過剰に緊張があり睡眠状態が不良である。
施術
1回目
検査の結果、骨盤の左変位と自律神経の乱れと判断。
初回は骨盤の変位を取り除く施術を行う。
施術後変化なし。
施術後の変化は状態的に3〜4回目ほどで出てくることを説明し、初回の施術はここで終了。
2回目(3日後)
前回と比べ変化なし、身体の回復過程に問題があると判断。
自律神経の調整を行い、安静臥床。
足の調整は行わず。
施術中に話を聞くと、日常生活において、かなりのストレスを抱えている。
臥床後、股関節周囲筋・足底の圧痛を確認すると痛みの著名な軽減を認める。
歩行時の痛みも軽減。
2回目はここで終了。
3回目(2日後)
前回の施術後、痛みは軽減していると喜んでいる。
前回と同様の自律神経の調整のみ施術を行い終了。
この時点で痛みはほとんど無くなる。
4回目(5日後)
検査中、筋緊張・頭蓋骨の緊張が解けていることを認める。
「ものすごく良くなっていますね。」
と伝えると「そうなんです。痛みがすごく楽になっているんです。」
という返答を受ける。
前回と同様の施術を行い、ストレスが溜まりやすい肝臓への調整のハリを触れる程度の刺激で一本だけ施行し臥床。
その後、痛みの著明な軽減を認める。
恐らく、この調子で施術を行えば問題なく痛みから解放されるでしょう。
解説|足を触らずに足の痛みが取れていく理由
足を触らずに足の痛みが取れていく理由。
これは足だけに限ったことではありませんが、慢性的に痛みが取れない状態というのは「身体が回復しようとする力自体が失われている。」ことが殆どです。
解りやすく言うなら、寝て起きたら疲れが取れている。という状態が破綻しているということです。
こういう状態では、もともとの本人のなおろうとする力自体が落ちているので、どれだけ身体を整える調整を行ったとしても効果は出ません。
むしろ逆効果になることさえあります。
今回のケースでは、本人のなおろうとする回復過程を自律神経の調整によって正常化させたことが問題解決へとつながっています。
この状態を無視して「モートン病だ」と判断して施術を行えば、いつまでたってもこの方の痛みはなおらなかったでしょう。
モートン病でお悩みの方へ
この記事を書いた人

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。