医薬品では効かないアトピー性皮膚炎の改善例

35歳 男性 立ち仕事 京都市北区

主訴 アトピー

概要|幼少期よりアトピーを患い、緩和期・増悪期を繰り返している

物心ついた頃からアトピーを患っており、現在にかけて緩和期、増悪期を繰り返している。

病院での処置や漢方、医薬品を試すが効果がないので、

食事、睡眠、運動に気を使い、また脱ステロイドもしている。

しかしここ2ヶ月ほど前に喘息発作が起こり、それと同時にアトピーが急激に悪化してしまう。

浸出液、痒みがひどく、引っ掻き傷による流血も見られる。

このまま悪化してしまうのではないかという不安から、病院以外で施術してくれる場所はないかとネットで検索したところ、当HPが目に留まり、今回来院に至る。

検査|頸部前側・肘・手指全般・膝裏に強いアトピー症状

アトピーが強く現れている部位は、頸部前側、肘、手指全般、膝裏。

特に手指からの浸出液がひどく痒みも強い。

肝臓、腎臓を中心に内臓疲労が強い。

前頭骨、側頭骨の硬さを認める。

脳脊髄液の循環不良を認める。

仙腸関節、頚椎の関節可動域制限あり。

施術

初回

検査より、問題は脳脊髄液の循環不良から起こる腸内環境悪化にあるものと考える。

腸内環境を整える目的で、脳脊髄液の調整を行う。
施術後、改仙腸関節、頚椎の関節可動域が改善。

初回はここで終了。

また、お風呂は石鹸を使わずシャワーだけにするよう指導を行う。

2回目(初回より3日後)

肌のカサつき感が増し、痒みが増しているとのこと。

これは好転反応による一時的なものとして考える。

前回と同様脳脊髄液の調整を行う。

さらに、内臓活性化させる目的で右手首に鍼施術を施行する。

食事指導として、乳製品カット、小麦・砂糖を控えるように指導する。

 3回目(初回より6日後)

前回と同様、脳脊髄液の調整と鍼を行う。
初回からと皮膚状態を比べると、頸部、肘の浸出液がおさまり、黒くなっていた皮膚が少し白くなりつつある。

4回目(初回より10日後)

指先からの浸出液も少しずつおさまり、皮膚は改善傾向にある。

しかし以前と痒みは強いとのこと。

前回と同様の内容に加え、頭蓋骨を調整。

 5回目(初回より13日後)

初回来院時の頸部前面、肘、膝裏、手指の皮膚状態は赤くなっている部分もあったが、現在はその赤みが引き、痒みもおさまっている。

引き続き、前回と同様の内容で施術を行う

6回目(初回より17日後)

引き続き、前回と同様の内容で施術を行う。

皮膚状態は良好。

痒みもおさまっている。

このまま行けば、アトピーは改善し、来年の春には皮膚状態は通常に戻るでしょう。

解説|腸内環境とアトピーとの関係性

腸内環境とアトピーとの関係性

smoothieIMGL3707_TP_V1

これを読んでいるあなたなら、アトピーと腸内環境の関係性はある程度ご存知だと思いますが、念のためチャート形式で説明させていただきますね。

  1. 腸内環境悪化
  2. 食品からの毒素や添加物または未消化物質が血液に流れ込む
  3. 体内に流入したこれらの不要物が次は肝臓、腎臓で代謝される
  4. 肝臓と腎臓で代謝が追いつかなくなる
  5. 血液中の不要物が皮膚からを排出するようなる
  6. アトピー発生

この流れが腸内環境ーアトピーとの関係性とその発生機序です。

では、なぜ腸内環境が悪化してしまうのでしょうか?

悩み

腸内環境は食べ物やストレスによって悪化すると言われていますが、実はそれだけではありません。

腸内環境が悪化する最大の要因は「免疫過剰」です。

免疫過剰とは、血液中のリンパ球が増えてしまい、免疫が過剰に反応してしまうということです。

つまり、普段なら感染しない常在菌や日和見菌、もしくは花粉やホコリなどに過剰に反応してしまいます。

ですから、アトピー患者さんのほとんどの方が何かしらのアレルギーを持っています。

では、次は免疫過剰になる要因をご説明させていただきます。

免疫過剰になる要因は大きく分けて2点あります。

  • 副交感神経が優位になっている。

副交感神経が優位なると先ほどお伝えしたリンパ球が増えてしまい免疫が過剰になってしまいます。

糖質の取りすぎ、食べ過ぎ、運動不足、もしくは長期間のストレスによる反動などによって副交感神経優位になります。

  • ステロイドホルモンの分泌異常

実は体内にもステロイドホルモンがあり、作用としては過剰な免疫を抑える作用があります。

ちなみに腎臓の上にある副腎という臓器から分泌されます。

しかしアトピーの方はこのステロイドホルモンの分泌が正常に行われず、ステロイド剤を使用して免疫を抑えているのです。

ちなみにステロイド剤をすると、余計にステロイドホルモンが出にくくなります。

ここまでの流れを簡単におさらいすると、

  1. 副交感神経優位・ステロイドホルモンの分泌異常
  2. 免疫過剰
  3. 腸内環境
  4. アトピー

これがアトピーの発生機序です。

ここまでの説明でお分かりだと思いますが、根本原因は副交感神経優位とステロイドホルモンの分泌異常になります。

 

ですから当院はこの二つの原因に対して、整体でのアプローチ、日常生活でのアドバイスを行い、アトピーの改善を促していきます。

1120 479

もし、あなたがアトピーで改善方法を模索しているなら一度当治療院に相談してみて欲しいです。

脱ステしても痒み・肌荒れが強いアトピーでお悩みの方へ

 20180312-腱鞘炎-スマホ

アトピー改善専門整体ページ

この記事を書いた人

京都市_コバヤシ整骨院・鍼灸院

【京都市のコバヤシ接骨院・鍼灸院院長】柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有者。ジオン療法セラピスト。総合格闘技道場GROUNDCOREのトレーナー、プロ柔術MATSURI、アマチュア格闘技イベントレグナムジャムのリングドクターも経験。スタッフのほとんどが京都人という、地域密着型治療院として健康を守っています。